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バルブクリアランス調整

2018.05.19

最近、右肺のバルブ音が大きくなってきたような気がするので確認と調整をしてみました。

まずは右側ヘッドのカバーを外しますが、船があるため作業スペースを取れずとても煩わしい...

↑ カバー内のオイルを地面にぶちまけないようにオイル受けを置いておきます。
いくらか鉄粉が出てくるものの、特に問題はない感じ。

バルブクリアランス調整前に、ヘッドを締結するナットを規定トルクで締めて緩みがないか確認します。

ガスケットのヘタリなどでネジが緩んでいるとバルブのクリアランスもズレてしまいますからね。

上死点を出すための下準備

エンジン右側のゴムプラグを外して上死点マークを出します。
あらかじめ点火プラグを外しておき、キックスタータをゆっくり踏むだけです。
慣れた人なら点火プラグ穴に割り箸でも突っ込んで上死点を探る方が早いかもしれません。

現在の値を実測。

シネクスゲージで計ってみたところ、吸気側0.07mm・排気側0.12mmとなっていました。
すぐに問題が起きるような数値ではないのですが、排気側だけ0.1mm弱になるように調整。

しっかり押さえながらロックナットを締めたつもりでも、微妙にクリアランスが狂うので何度がやり直して納得のいく数値を出しました。

結果、カチャカチャ音が静かになったかというと微妙な感じです。
もしかすると船に音が反射するから大きく聞こえるだけなのでは...

まぁ、多少カチャカチャ言っていた方がOHVっぽくてイイよねって事で妥協します。

コメント一覧

梅村 丹八 Mail URL 2018.05.21(月) 10:50 修正

毎度です、梅村ですーωーっ
タペット音っつか打音に神経質になると深みにはまりそうですよねω

一応サウンドスコープも買ってはみましたが…………
現時点最新鋭の、だいぶマシになったと言われるエンジンAssyでも相変わらず打音出てますですω

致命傷でない限りは程々で良いのかもです
FI機だとクリアランス不足でアイドリング時ストールとか起こりますが、キャブ機はそういうのも無いですからねえ
メリットとデメリットは常に表裏一体ですねぇ

にぱにまーゆ@管理人 2018.05.22(火) 01:41 修正

ウラルの整備資料を見ると、0.05~0.15mmぐらいまで色々な設定値が出てきて困りますね、
それぐらいの誤差で壊れるような車両じゃないと思いますが...w

wk 2018.06.06(水) 16:31 修正

こんにちは。

当方、4輪のOHV水平対向の経験ですが、指定値の公差の範囲でもタペット音が静かになるようにクリアランスを詰めていくとパワーが全域で出なくなります。
最終的には静かにするのを諦めてインテークバキューム値を見ながら調整しましたが。
当時の上司の話だとカムとかロッカーアームとかリフターの状態でも音の大小が出るし、新品で可動部を揃えても静かにはできないとのことでした。

にぱにまーゆ@管理人 2018.06.06(水) 19:40 修正

W K さん こんにちは。
カチャカチャ鳴るメカノイズは一度気になると、余計に大きく感じてしまいます^^
普段と極端に変わっていたりしなければ、OHVの味として受け入れるのが良さそうですね!

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