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車検受験(神奈川運輸支局ユーザー車検)

2024.09.22

前回に続き車検ネタです、受験編。

車検当日


車検場に赴く前に今一度灯火と警音器が正しく動作しているか確認して出発します、念のため各種予備電球をトランクに積んでおきました。(用意せずとも運輸支局の目の前にオートバックスがありますw)

10:00~12:00の枠を予約しましたが何かあっても慌てないように余裕をもって到着するのが良いでしょう。

↑と言いつつ渋滞にハマり自宅から約10kmを40分ほど掛け10時少し前に神奈川運輸支局に到着。
入口から左側に進み空いている駐車枠に止めます。
①の「庁舎」付近に止めると歩く距離が短くて済みます。

場内では人々が慌ただしく動いていますから接触や逆走などしないように注意しましょう。

受付


まずは①棟のF窓口に前回揃えた書類一式を提出します、その際クリアファイルや画板(クリップボード)などにまとめて提出しますが、検査の様子やプロの持ち物を見る限り画板の方が都合良く見えました。(検査員が書き込んだりスタンプを押すので固い画板が良い)

当日中に全ての書類を揃える場合は①棟で
・自動車検査票
・自動車重量税納付書
・継続検査申請書
の3書類を記入する。

③棟で印紙・証紙を購入し「自動車重量税納付書」と「自動車検査票」に貼る。
車検証と継続検査であることを伝えれば適切な額の印紙・証紙を出してくれます。

場外の代書屋などで新しい自賠責に加入する

持参した
・自動車検査証
・自動車損害賠償責任保険証明書(旧)
・自動車税納税証明書
・定期点検整備記録簿
と合わせて
①棟のF窓口に提出

という流れになると思います。

自分はあらかじめ全ての書類を揃えておいたので、③棟で印紙・証紙を購入・貼付後、①棟F窓口に提出しました。

提出した書類に不備が無ければそのまま検査コースへ並ぶよう指示されます。
側車付き二輪車の場合「2⃣ 測定」コースに並べと指示されました。

検査


次はいよいよ車検のメイン、検査です。
エンジンなどにオイルにじみがあればウェスで拭き取り、駐車した場所から指示された「2⃣ 測定」のコースに並びます。
その際、自動車検査票を一番上にしていつでも出せるように準備しておきます、サイドカーの場合トノカバーの上にでも置いておけば良いでしょう、雨が降っていたらトランクの中ですかね...

10:15に並びましたがこの枠で検査が開始されるのは10:30から。
順番は7・8番目の様子です、実際に検査が始まるまで20分ぐらい待ちました、場内はヘルメット着用の義務はありませんが炎天下にさらされながら待つのは割と辛かったです、夏場は帽子があると良いかも。

また、排気ガス試験の対策としてキャタライザを十分に加熱しておく必要がありますから、オーバーヒートしない程度にアイドリングを続けておきます。

コースが混んでいる場合は検査員が建屋から出てきて待機列上で外観・フレームナンバーなどの車検証との同一性確認とウィンカー・ブレーキ・ポジションなどの灯火類、警音器の検査を行います。
検査員の指示に従って操作すればOKで特に難しいことはありません。
厳格な検査員に当たるとここで色々言われるかもしれませんが、反論しても無駄なので指摘箇所は素直に直しましょう。

続いて速度計・ブレーキの効きの検査です。
ウラル(サイドカー)の場合、タイヤをローラーに押し当てるタイプの検査機が使えないので、建屋に入るまでの短い距離を10km程度で走り急ブレーキしろと指示されました、かなりアバウトですねw

建屋に入ったら速度・ブレーキ検査機をゆっくりスルーして、前の車が光軸検査を終えるのを待っているといつの間にか排ガス検査が終了していました、気付かぬうちにマフラーにプローブを突っ込まれていたみたいです。

光軸検査は検査員の指示に従い停止し、検査機が自動的に計測するのを待ちます。
その際テスター屋でもらったアドバイスを実施します、自分のウラルの場合ハンドルをやや右でした。

車体下部の検査は無いので地下ピットを跨いでゆっくり通り抜け総合判定で一旦降車して自動車検査票に判子を貰います。

以上で検査はおしまい、指摘事項が無ければ5分程度ではないでしょうか?

再度駐車場にウラルを止め、①棟のE窓口にある「提出箱」にクリアファイルごと書類一式を放り込みます。
混んでるときは番号札が渡されますが、空いてるときは名前で呼ばれる様子です。

車検完了


新しい車検証が発行されたら車検は完了です。
今回からICチップが埋め込まれたとても小さな車検証になっています。


運輸支局に到着したのが10:00少し前、新車検証が発行されたのが10:55でしたから1時間程度ですべての手続きを終えたことになります。

新しい車検証をトランクに放り込み、ナンバープレートの車検標章ステッカーを貼りかえたら全ての作業が完了です。

ユーザー車検のメリットとデメリット


メリットとして第一に上げられるのが価格です。
2輪車(サイドカー)の場合、テスター屋での予備検査を含めても2万円しません。
ショップにお願いすると8~10万円ぐらいが相場でしょうから4~5分の1の破格で済ますことが出来ます。
車両をショップに預ける期間が無く、機会損失を最小に出来るのもユーザー車検のメリットですね。

デメリットとしては
・平日の空きが必要である。
・検査に通らなかった場合の処置を自分でしなければならない。
 (検査が通る保証が無い)
・車検整備で行われるプロのノウハウにあやかれない。
・ショップと疎遠になる。

ショップの車検は注油やブレーキの調整、エアクリ・ガソリンフィルターの交換・同調・ワイヤー調整などなど多岐に渡ります、普段気付かない不具合を発見してくれる場合もあり、単に通すだけのユーザー車検とは根本的に違います。(ショップにもよるでしょうが)

上記を踏まえて賢くユーザー車検とショップ委託車検を使い分けると良ですね。

初めてのユーザー車検はとりあえず大成功です。

※当記事は2024年9月時点での情報で有り、受付窓口や検査コース等は変わる可能性があることにご注意下さい。

車検準備(神奈川運輸支局ユーザー車検)

2024.09.14

長いこと乗ってる割りにユーザー車検なるものをやったことが無かったので経験値を稼ぐために挑戦してみました、以下その備忘録。

ユーザー車検の前に


インターネット上に数多くのユーザー車検レポートがありますが、運輸支局や情報の鮮度の違いからか実際と異なる可能性があるため平日に余裕がある人は車検前に運輸支局に赴き一連の流れの把握したりあらかじめ必要な書類を入手しておくと良いでしょう、神奈川運輸支局の検査コースには見学者用の通路があります。(サイドカーの参考にはなりませんが…)

↑神奈川運輸支局(横浜市都筑区池辺町)
ロシアライドの際、ウラルの一時輸出に関する書類をもらいに行って以来5年ぶりに来たら建物の配置が一新されてました、検査当日に戸惑わないためにも下見は大事です。

↑ 敷地内には案内看板が有りそれを見ると行くべき建物と窓口が判ります。
2輪の継続更新の場合 ①棟のF窓口→検査コース→①棟のE窓口ですね。(クリックで拡大)

必要な書類を揃える


ユーザー車検(継続車検)の場合次の書類が必要です。
  • 自動車検査証
  • 自動車損害賠償責任保険証明書
  • 自動車税納税証明書
  • 定期点検整備記録簿
  • 自動車検査票★
  • 自動車重量税納付書★
  • 継続検査申請書★
  • ★印は運輸支局で貰える書類。地域によっては購入しないといけない所もあるみたい、神奈川運輸支局は無料です。


    それぞれの書類についての詳細

    ・自動車検査証
    現在有効な車検証です、サイドカーのトランクにでも積んであるハズ。

    ・自動車損害賠償責任保険証明書
    所謂「自賠責保険」の証書。保険会社により様々なので画像は割愛、現在有効な物と更新後に有効なもの新・旧それぞれ必要です。
    新しい自賠責保険は懇意にしている保険会社で更新してもらっても良いし、運輸支局のそばにある代書屋やテスター屋でも加入出来ます。

    ・納税証明書

    コンビニや銀行等で支払った場合スタンプの押された半券(左)、オンライン支払いの場合後日郵送されたハガキ(右)。
    割と無くしやすいので注意! 無くした場合、管轄する役所の納税課などで再発行しなければならず面倒です。

    ・定期点検整備記録簿
    まともな販売店で新車購入したなら車検証と一緒に積まれているはずです、無い場合は運輸支局などで買うことが出来ます、200円程度。

    規定の事項が含まれていればフォーマットに規定は無いのでインターネット等で配布されている書類を使用しても差し支えありません。

    「後整備」を申告すればぶっちゃけ無くても大丈夫。

    ・自動車検査票
    バーコードで管理されているためこればかりは運輸支局で配布されている用紙を使用しなければなりません。

    必要事項を記入して500円と1300円の印紙・証紙を貼って提出します。

    記入例はこちら(クリックで拡大)↓

    予約番号を書く必要があるため車検の日時を予約サイトで登録し発行された番号を記入します。

    ・自動車重量税納付書
    運輸支局で配布されている用紙を使うかインターネットでも様式をダウンロードすることが出来ます、運輸支局で配られている物は紙の色がピンクだったりしますが白い紙でも問題なし。

    2輪車の場合、重量に関係なく3800円の証紙が必要です。
    年式によっては割増額となるので、車検証を証紙販売窓口で見せて適切な金額を貼り提出します。

    記入例はこちら(クリックで拡大)↓

    ・継続検査申請書
    運輸支局で配布されている用紙を使うかインターネットでも様式をダウンロードすることが出来ます、「専用3号様式」であることを確認しましょう。

    総走行距離を100キロ未満切り捨てで記入する必要があるためあらかじめODOを確認しておきます、運輸支局までの走行で百の桁が変わりそうな場合は後で書いた方が良いかも。

    記入例はこちら(クリックで拡大)↓

    必要な書類は以上です。
    書類の量や記述する内容はさほど多くありませんが、慌ただしい運輸支局内で書くよりあらかじめ自宅でゆっくり記載することをお勧めします。

    車体を整備する

    点検整備記録簿を付けながら各部を確認するのが基本ですが、なるべく購入時の状態に戻して検査を受けるのが無難です。
    余計な検査項目を減らすためにもサーチライトやフォグランプなど後付けの灯火は外しておくことをお勧めします。
    また、車体のサイズや重量が変わる可能性がある風防やハンドガード、ヒッチ、箱などの後付け品も外しておきましょう。
    厳格な検査員に当たりつっこまれると面倒です。

    ↑ 不要な灯火を外しているところ。

    その他つっ込まれる可能性のある点を以下に挙げます。
    ・ハンドルロックの有無と動作
    ・シフト順の表記 (1-N-2-3-4) テプラや手書きでも可
    ・パーキングブレーキの有無と動作
    ・ヘッドライト内のポジション球の有無と動作

    必ず検査され、個人では判断のしようが無い項目に
    ・排気ガス CO HC濃度
    ・光軸
    があります、あらかじめ馴染みの店やテスター屋でチェックして合格範囲であることを確認しておきます。

    ↑ テスター屋の状態を車庫の壁などにマークしておくと次回以降の参考になります。
    光軸は積載物の有無などでも変わる可能性があるほどシビアなので、テスター屋の状態を維持するように注意が必要です。

    以上で車検の準備はおしまいです次回車検実施編。

    ※当記事は2024年9月時点での情報で有り、受付窓口や検査コース等は変わる可能性があることにご注意下さい。

    キャブレター調整

    2024.06.09

    最近暑くなってきたものの、以前ほど油温が上がることが無くなったのでキャブの燃調を見直します。

    購入当初はちょっと渋滞にハマるだけで120℃を超え、逃げ場の無い高速道路の渋滞では140℃まで上げたこともありましたからね...

    オイルクーラーを設置したり、それに伴い大容量オイルポンプにしたり、新型オイルパン&ストレーナーにしたり色々油温対策をしたのでどれが効いているのか自分でもよくわかっていませんw
    メインジェットも1段濃いめにしていましたが、そもそも油温が上がるのはアイドリングやトロトロ走行などメインジェットとはあまり関係の無い領域なので昨今のガソリン高騰対策も兼ねて標準状態に戻すことにしました。

    ↑燃費はインジェクションに劣るものの、自由に燃調が変えられるのはキャブの特権です。

    交換作業自体は難しい物ではなく書くことも無いのですが、キャブレターのジェット類は必ずキャブメーカーの純正品を使うようにしています。
    サードパティーのセットものを価格につられて買ってしまった事がありますが、番手が同じでもメーカー純正とは微妙に異なりセッティングにハマった経験があるためです、ジェット類は高くても純正品!

    キャブ分解ついでに状態を観察します。

    ↑ オイルキャッチタンクがよい仕事しているのか、エアクリから流れ落ちたブローバイを吸いやすい左キャブは驚くほどキレイです。

    ↑ キャブの底にもほとんどゴミはありません。
    燃料タンクの状態は良く、燃料フィルターも機能しているようです。

    ところでキャブレターのフロート室には常に一定量のガソリンがたまっています。

    ヤクルト一本分ぐらいありそうな量なのですが、一週間も乗らないでいるとフロート室のガソリンはカラカラに乾いており燃料コックをPRIにしてガソリンをキャブに落とすのが始動の儀式です。
    左右合わせて一週間で100ccぐらいは蒸発してるのか...
    そう考えると割とバカに出来ない量ですね、もったいない。

    リッター13kmぐらいの燃費でしたがこれで少しでも改善するとよいなぁ。

    タイヤ交換

    2023.12.16

    フロント&リアのタイヤを同時に交換しました。

    ウラル歴の半分以上、純正指定のDURO HF-308 4.00-19ではなくダンロップ D608F 90/100-19を使用しています。
    理由は単純に安価でリードタイムが極めて短い日本の製品である事です。
    フロント用タイヤをリアや側車輪に使うためメーカーの意図しない使い方になってしまいますが、そこは実際に数万キロ使用した実績があるので今さら不安はありません。

    しかし!昨今の円安や材料費高騰を受けてD608の値段はHF-308に迫る勢いで、5000円台で買えたものが8000円台になる始末。
    価格での優位性は失われ、「今日頼めば明日来る」納期の確実性ぐらいしかメリットがありません。

    リム径が18インチだったら選択肢がずっと増えるのですけどね、なんやかんや言っても結局D608を注文するわけですが..w

    ウラルのリムはエアを抜けば勝手にビードが落ちるくらい緩いので他に所有するバイクと比べると比較的簡単にタイヤ交換出来ます、特にD608は4プライですから6プライのHF-308と比べても遙かに簡単です。

    ↑リムからタイヤを抜くのはマンパワーでも出来るほど。


    前輪

    後輪

    いくら問題なくフロント用タイヤが使えているといっても200kPaを下回ると耐荷重性能が許容を下回る可能性があるので、空気圧の管理はしっかりしています。

    オーバーフローホース交換

    2023.06.18

    何気なく各部を観察していると、燃料タンクのオーバーフローホースが割れているのに気付きました。

    おそらくロシア製なのだと推測しますが純正で使用されているホースは割れやすいように思います、特にこの部位はエアクリーナボックスがあるためにタイトなカーブになっていますからさもありなん。

    ↑ 取り外したホース。
    ここが割れるとオーバーフローした燃料が熱々のエンジンに掛かり火ダルマになる恐れもありますから危険ですね。

    ↑ 国産ホースにサクッと交換。
    ロシア産ホースが割れやすいのは確かですが、すでに10年目になりますからたとえ国産だったとしても要交換だったでしょう。

    ホース類は使えている限りはあまり気にもしない地味なパーツですが、トラブルを起こす前に定期的に交換したいですね。

    シリコンガスケット製作

    2023.05.27

    先日図面を作ったエンジンヘッドカバーガスケットをシリコンゴムシートから切り出してみました。

    最近入手したNewアイテムレーザー加工機でカットしてみます

    半導体レーザーとしては中堅出力の10w機で、3㎜ぐらいのシナベニヤやMDFなら1パスで抜ける能力があるのですが、シリコンゴムは加工が難しいようです。

    レーザーを照射すると大量の粉塵が発生してその粉塵がレーザーを遮るためかなかなか綺麗に切断できません。
    しかしゴムを燃やしたときの異臭がほとんどしないのはシリコンゴムの利点ですね。

    ↑ それらしい形には切り出せましたが、もう少しレーザーの照射パワーや速度を検討する余地がありそうです...

    ↑さっそく取り付けて実用たりえるか実験します。
    よくわからないのでとりあえず5Nmぐらいで軽く締結して様子を見ながら増し締めする方向でw


    近所を20㎞ほど走った後確認したところ溶けたり漏れたりすることはなく問題はありませんでしたが長期間の使用でどうなるか見ものですね。

    ギアオイル交換

    2023.03.04

    最近エンジンブレーキで減速する際、ギアボックスからミューンとギアなりがする音が気になりました。

    んでとりあえずギアオイルを交換。

    ↑ 銘柄は定番TRANSMAX 80w-90をチョイス。

    比較的固いオイルなので漏斗をキックペダルに挟んで固定しゆっくり流し込みます。

    結果、多少音が小さくなった気がしますがあんまり変わらずミューン♪って鳴ってますw

    ステム調整

    2023.01.29

    ドメイン切れにより1カ月ほど消滅しておりましたw

    さてさて、近ごろ峠道などにある減速帯を走るとステムにカタ付きがあるような感覚がしてきました。
    購入以来一度もいじってない場所ですから確認してみることに...
    とはいえ三叉を外してチェックするとなると相当大がかりになるので今回はお手軽に緩みの確認と締め上げだけにします、これだけの作業ならハンドルなどを一切外すことなく簡単に作業できます。

    2013年式のウラルは機械式フリクションのステアリングダンパーが付いているのでまずはそれを外します、左に回して緩めるだけですから画像は無し(撮り忘れた)。

    ステアリングダンパーを外すとステムトップナットが見えます。
    (パーツリストではこれがSteering stem nutとされています)
    折り曲げ座金で固定されているのでそれをタガネなどで戻してから車載工具で緩めます。

    ↑ 緩めて上方に移動するだけでOK。というか指で回せるくらいゆるゆるでしたw

    ダッシュボードを少し浮かす必要があるのでフロントフォークのトップキャップを外します、パーツリストでは「Tightening nut」と呼ばれているネジです。

    ↑ 車載工具がピッタリはまるので楽に外せます、勢い余って工具をタンクなどに当てないように養生しておいた方が良いでしょう。

    うぁ、フォークの中はサビサビだw

    ペネトン吹いてごまかします。

    ダッシュボードを少し上側にずらして...

    車載工具を差し込みステムナット(パーツリストではBearing nut)を締め上げます。
    締めすぎても緩すぎても良くないので微妙な感覚が必要です、ウラルに限った話ではありませんが調整を繰り返していると何が正解か判らなくなってきますw

    ほどほどに調整したら逆の手順で組み直すだけ。


    ↑ 本来折り曲げ座金は使い捨ての交換パーツですが予備が無いので再利用しました。


    座金に付いた跡から元より15度くらい締め上げたようです。

    作業後試走した限りではステムのカタつきは感じられませんでしたが峠道でハードな走りをしたときどうなるかまだ判りません。

    本来は購入から10年ほど経つのでステムベアリングのチェックとグリスアップなどをした方が良いのですが、正直メンドクセ。

    ロッカーアーム スラスト隙間調整

    2022.08.21

    最近エンジンヘッドの音が賑やかになってきたのでカバーを開けてみました。
    タペット隙間を調整するも、ロッカーアーム軸方向の隙間がだいぶ大きくなっているようです。


    メーカー指定値が0.1~0.15mmに対し0.5mmぐらいの隙間がありましたw

    純正パーツでいくつかの厚みのシムが提供されていますが入手性が悪いのでモノタロウから12x22のSPCC製シムを調達。
    シムを重ねる事になるけどまぁ大丈夫でしょ(根拠無し)w

    ロッカーアームのホルダーを外したらシャフトを固定している芋ネジを緩めてピンポンチで少しずつたたき出しシムを入れます。

    規定値に収まるようシムの厚さを選択してスムーズに動くことを確認したら逆の手順で元に戻します。

    この作業を左右のIN・EXで4回行い作業完了、熱膨張で動きが渋くなるとトラブルの元になりそうなので気持ち緩めにしておきました。

    ロッカーアームを外すとプッシュロッドも外れるのですが、一部のロッドが微妙に曲がっていることを発見。

    ↑ 曲がっているため回る事ができず半分だけ削れてます。

    すぐに問題が起きるほどの曲がりではありませんが、何れ交換せねば...

    増し締め

    2022.02.06

    最近、交差点などの右左折で横方向にGが掛かったとき、パキ!とかカン!といった音が聞こえるようになってきました。

    機械にとって音は大切な指標で、普段と違いを感じたらその原因を速やかに特定し対策しないと大きなトラブルに発展する可能性がありますから軽視できません。

    しかし元々ノイズの多い車両で音の出所を探すのは大変...
    静止時に車体を揺すってみたところで走行中の負荷を再現するのは難しくなかなか場所を特定できないという罠。

    まぁこういった異音はフレーム回りのネジがどこか緩み始めている事が大半なので、各部のネジを徹底的に増し締めしました。

    結果2カ所の緩みを発見。

    ↑ サイドカーサブフレームの本車側ナット
    ↓ フロントショックアブソーバー上側のボルト&ナット

    特にサブフレーム本車側はシートを外さねばならす、点検が疎かになりがちな場所です。
    以前は溶接され外れなかった部材をメンテナンス性改善のためボルト留めにしたためか無理矢理感があります。

    ↑一般的な六角ボルトではシートのプレートに当たって回すことが出来ないので六角穴付きボルトが使われています。
    しかし、上方のクリアランスが少なくスタビータイプの工具しか使うことが出来ないのですw

    対症的な改善?ポイント(ディスクブレーキ回りやホイールハブなんかも)はウラルあるあるの1つですが面倒くさがらず確認しなくてはダメですね。

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