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車検準備(神奈川運輸支局ユーザー車検)

2024.09.14

長いこと乗ってる割りにユーザー車検なるものをやったことが無かったので経験値を稼ぐために挑戦してみました、以下その備忘録。

ユーザー車検の前に


インターネット上に数多くのユーザー車検レポートがありますが、運輸支局や情報の鮮度の違いからか実際と異なる可能性があるため平日に余裕がある人は車検前に運輸支局に赴き一連の流れの把握したりあらかじめ必要な書類を入手しておくと良いでしょう、神奈川運輸支局の検査コースには見学者用の通路があります。(サイドカーの参考にはなりませんが…)

↑神奈川運輸支局(横浜市都筑区池辺町)
ロシアライドの際、ウラルの一時輸出に関する書類をもらいに行って以来5年ぶりに来たら建物の配置が一新されてました、検査当日に戸惑わないためにも下見は大事です。

↑ 敷地内には案内看板が有りそれを見ると行くべき建物と窓口が判ります。
2輪の継続更新の場合 ①棟のF窓口→検査コース→①棟のE窓口ですね。(クリックで拡大)

必要な書類を揃える


ユーザー車検(継続車検)の場合次の書類が必要です。
  • 自動車検査証
  • 自動車損害賠償責任保険証明書
  • 自動車税納税証明書
  • 定期点検整備記録簿
  • 自動車検査票★
  • 自動車重量税納付書★
  • 継続検査申請書★
  • ★印は運輸支局で貰える書類。地域によっては購入しないといけない所もあるみたい、神奈川運輸支局は無料です。


    それぞれの書類についての詳細

    ・自動車検査証
    現在有効な車検証です、サイドカーのトランクにでも積んであるハズ。

    ・自動車損害賠償責任保険証明書
    所謂「自賠責保険」の証書。保険会社により様々なので画像は割愛、現在有効な物と更新後に有効なもの新・旧それぞれ必要です。
    新しい自賠責保険は懇意にしている保険会社で更新してもらっても良いし、運輸支局のそばにある代書屋やテスター屋でも加入出来ます。

    ・納税証明書

    コンビニや銀行等で支払った場合スタンプの押された半券(左)、オンライン支払いの場合後日郵送されたハガキ(右)。
    割と無くしやすいので注意! 無くした場合、管轄する役所の納税課などで再発行しなければならず面倒です。

    ・定期点検整備記録簿
    まともな販売店で新車購入したなら車検証と一緒に積まれているはずです、無い場合は運輸支局などで買うことが出来ます、200円程度。

    規定の事項が含まれていればフォーマットに規定は無いのでインターネット等で配布されている書類を使用しても差し支えありません。

    「後整備」を申告すればぶっちゃけ無くても大丈夫。

    ・自動車検査票
    バーコードで管理されているためこればかりは運輸支局で配布されている用紙を使用しなければなりません。

    必要事項を記入して500円と1300円の印紙・証紙を貼って提出します。

    記入例はこちら(クリックで拡大)↓

    予約番号を書く必要があるため車検の日時を予約サイトで登録し発行された番号を記入します。

    ・自動車重量税納付書
    運輸支局で配布されている用紙を使うかインターネットでも様式をダウンロードすることが出来ます、運輸支局で配られている物は紙の色がピンクだったりしますが白い紙でも問題なし。

    2輪車の場合、重量に関係なく3800円の証紙が必要です。
    年式によっては割増額となるので、車検証を証紙販売窓口で見せて適切な金額を貼り提出します。

    記入例はこちら(クリックで拡大)↓

    ・継続検査申請書
    運輸支局で配布されている用紙を使うかインターネットでも様式をダウンロードすることが出来ます、「専用3号様式」であることを確認しましょう。

    総走行距離を100キロ未満切り捨てで記入する必要があるためあらかじめODOを確認しておきます、運輸支局までの走行で百の桁が変わりそうな場合は後で書いた方が良いかも。

    記入例はこちら(クリックで拡大)↓

    必要な書類は以上です。
    書類の量や記述する内容はさほど多くありませんが、慌ただしい運輸支局内で書くよりあらかじめ自宅でゆっくり記載することをお勧めします。

    車体を整備する

    点検整備記録簿を付けながら各部を確認するのが基本ですが、なるべく購入時の状態に戻して検査を受けるのが無難です。
    余計な検査項目を減らすためにもサーチライトやフォグランプなど後付けの灯火は外しておくことをお勧めします。
    また、車体のサイズや重量が変わる可能性がある風防やハンドガード、ヒッチ、箱などの後付け品も外しておきましょう。
    厳格な検査員に当たりつっこまれると面倒です。

    ↑ 不要な灯火を外しているところ。

    その他つっ込まれる可能性のある点を以下に挙げます。
    ・ハンドルロックの有無と動作
    ・シフト順の表記 (1-N-2-3-4) テプラや手書きでも可
    ・パーキングブレーキの有無と動作
    ・ヘッドライト内のポジション球の有無と動作

    必ず検査され、個人では判断のしようが無い項目に
    ・排気ガス CO HC濃度
    ・光軸
    があります、あらかじめ馴染みの店やテスター屋でチェックして合格範囲であることを確認しておきます。

    ↑ テスター屋の状態を車庫の壁などにマークしておくと次回以降の参考になります。
    光軸は積載物の有無などでも変わる可能性があるほどシビアなので、テスター屋の状態を維持するように注意が必要です。

    以上で車検の準備はおしまいです次回車検実施編。