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ホイールリムの不具合

2015.11.17

海外のファンサイトやSNSでは以前から話題になっていましたが、アルミリムに亀裂が入り、最終的には割れてしまうトラブルが相次いでいる様子です。

以前、「April 2012」の刻印があるリムに対してメーカーがリコールを出した事を覚えている方も多いことでしょう。

しかし、今回の亀裂騒ぎは該当の年式よりも新しいモデル、それこそインジェクション化後のモデルでも発生しており、Googleの画像検索で「URAL rim split」とワードを入れるだけなかなかスリリングな状況を知ることが出来ます。
ハイスピードで走行中にこんな状態になったら命の危険に関わる事態です。

当初は運の悪い車両もあるもんだなぁ、ぐらいの他人事に考えていましたが、行きつけのバイクショップにお邪魔した際、「クラック入ってるよ~」と自分の車両にも忍び寄る危機を指摘されたのでした。
まぁ、4000kmほど本車後輪に使用してスペアと交換したホイールだったので差し迫った危機ではありませんでしたが…。
ホイールのクラック1
ホイールのクラック2
ホイールのクラック3
↑ 全部で5カ所ほどクラックが発生していました。
特に林道走行とか片輪走行とかハードな走り方はしていません。

それから目を皿のようにして残る三輪を観察すると、側車輪の1箇所にも極めて微細なクラックを発見。
リムの材質に起因したクラックではなく、スポークを組む作業でニプルをオーバートルクで締め付けることにより発生した施工ミスによる原因のようです。

ぎりぎり保証期間内でしたので2輪ともクレーム交換で対応。
すべてのホイールを外し、スポークの再調整をショップにお願いしました。

2013モデル以降のアルミホイールは高確率でクラックが入っていると思われます。
命に関わる事態に発展する可能性もありますから、随時観察して早期発見に努めていただきたいところですね。