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お買い物Express

2024.04.13

月一更新は死守したい所ですが、まぁ10年も乗っているとネタがありません。
なので近所のお買い物でお茶を濁しますw

とある工具が欲しくなったのでツールカンパニー ストレートへ。
どちらかというと関西なイメージの工具専門店ですが、横浜(と呼んで良いのか?)にも店舗があります。

関東ではアストロプロダクツの方が店舗が多く自宅から気軽に行ける距離に2店舗あるのですが、会員価格を適用すればストレートの方が若干安いのです。
サイドカーで行くとなまじ荷物が積めるだけに余計な工具を買ってしまいそうなので要注意!

自制して目的のブツだけ買った帰り道、4月にしては気温が高くコンビニで今期初アイスの実績を解除したのでした。

これから暑くなるとウラルにも人にもきびしくなりますねぇ。

東京モーターサイクルショー

2024.03.22

今年も招待券を頂いたので東京モーターサイクルショーに行ってきました。

我らがウラルブースはアドベンチャーを意識したダイナミックな展示方法で年々見栄えが良くなってますね!

この他アジアクロスカントリーラリーに出場したモデルと試乗が出来るモデルの計3台が展示されていました。
7-8年前、1区画のブースでやっていた頃がすでに懐かしいです。

↑ダブルピースで調子に乗るおじさん。

以下2フロアに渡る広大な会場を歩き回って見つけたサイドカー達

↑ ロイヤルエンフィールドブースのサイドカー
ウラルと同様にクラシックスタイルのバイクを扱う同社ですがサイドカーは販売しておらず参考展示。

↓ サクマエンジニアリングのサイドカー展示

ウラルの日本法人が出来る前はウラルと言えばサクマ!なサイドカー界の重鎮ですね、毎年趣向を凝らした車両を持ち込みパッと見の外見ではわからないところに手が込んでいたりします。

他にも警視庁ブースに白バイサイドカーが展示されていたようですが、前を通ったにも関わらず気付かず。
無意識に警察を忌避しているようですw

そんな感じでビックサイトの会場をクタクタになるほど歩き回りました、後でスマホの万歩計みたら1万5千歩ぐらい歩いたみたいです。

ところで、現行のウラルは近代化のコストアップとドル高の影響も加わり乗り出しで400万円近い価格です、利便性などを自動車と比較するとよっぽど拘りがない限り手が出ない車両になってしまったのですが、相変わらず変わってない部分もあります。


↑ レンズカバー等のネジが未だにマイナスネジ!
旧ソ諸国の工業製品はマイナスネジが多く使われており、水がたまらず錆びにくいとか適当な工具で締緩出来る等のメリット?を高級車となった今も引き継いでおります。
そしてよく見るとсделано в россии。
カザフ製になってもロシアの部品は使われている様子です、完全な脱露は難しいか...

クラッチ板考察

2024.02.26

昨年の夏、10年目にしてクラッチ板のスプラインが舐めて初ドナドナとなったわけですが、遅かれ早かれ誰の車両でも起きうるウラルのウィークポイントでもあります、ぶっちゃけ3万キロ程度でスプラインが削れて走行不能になるのは不具合以外のなにものでもありませんがね...。
以前はドライブシャフトのスプラインが数千キロで舐める不具合があったのですがそれについては対策されたのでクラッチの方も同じようにどうにかして欲しいところです。

では現状どうにかして長持ちするように出来ないのか!
クラッチ板のスプラインはギアボックス側のシャフトも削るのですが、その削れ方が興味深い。

スプラインは段のついた削れ方になるのが一般的ですが、弓のような弧を描いた削れ方になっています、おそらくクラッチを切ったり繋いだりする際に並行に移動しているのではなく味噌すり運動をしているのではないかと考えられます。
クラッチ板のスプラインが薄く自由に動いてしまうからではないかと、そしてこれが摩耗を加速するわけです。

んじゃスプラインの当たり面が広い単板式にしたら良いんじゃね?

↑アリエクなどで販売されている中華単板クラッチ。
スプライン部は厚くダンパーも付いてなんだか良さげです。(そもそも中華製品のクオリティに疑問はあるけどw)

ただ残念ながらこのクラッチ板は試してみた先人がいて現行のウラルには取り付けられないことがわかっています。

↑赤丸で示す部分の盛り上がりにクラッチダンパーのバネ部分が当たってしまうのです。

しかしこれは部品をひとつ作ることによって回避できそうな気がします。

標準のクラッチ板2枚+インターミディエイト板を合わせた厚さは16mm、対して中華単板は14mmの厚さみたいです。(先人の実測値)
2mmの差がありますからその分オフセット出来るはず...

つまり図のように2㎜内側にオフセットしたスラスト板を作ればダンパーがギアボックスに当たる問題を回避できバネの張力も標準同等に出来るのではないかと?

単板にしたことでクラッチ滑りの問題は起きないかとか実際にやってみないと判らないことだらけですが理論的には出来そうなのでぜひやってみたいですね。

原因判明

2023.09.09

ギアボックスが壊れたとか適当なことをぬかしておりましたが、フタを開けてみればド定番、「クラッチスプラインの摩耗」でした。

↑クラッチライニングはとてもキレイですね

↓エンジン側プレートはやや残っているもののギア側プレートはほぼツルツル(これはエンジン側)

クラッチのスプラインが減ると加減速時にショックが出ると聞いていたけれど、そんな変化は微塵も感じませんでした。
もしかするとこのときのミューン音がそうだったのかもしれませんね。

まぁギアボックス分解に至らず安価に早く対処できて良かった良かった。

初ドナドナ(積車)

2023.08.26

近所の公園から帰ろうと走り出したところ、数回目のギアチェンジでギアが入らず動力喪失。

幸いまだ公園内だったので惰性で駐車場に戻ることができ、付近の交通に迷惑を掛けること無く安全に停車できました。

症状としてはシフトペダルは各ポジションに動くものの、クラッチを繋ぐとガガガと音を立て動力が伝わらない状態。
ギア抜けした時の感覚と言えば近いかな?

おそらくドグ(ドッグクラッチ)の噛み込みがうまくいっていないのではないかと推測、シフトフォーク回りの機構がイカレたのかも。

無理に動かすと損傷を深める可能性があるので早々に走行を諦めレッカーを手配したのでした。
しかし保険会社の積載サービスではサイドカーを運べる積車がなかなか見つかりません。

結局3時間ほど待つことになりますが公園内なのでトイレも有りウラルからスマホの充電も出来るためさほど苦痛ではありませんでした。
混雑する道路で発症してたら胃がキリキリしてましたよ、きっと。

10年目にして初積車!
無事バイク屋へ送られて行きましたが人は乗れないので最寄りの駅まで歩いて行きます(4km)。

最近は積車の位置情報などもスマホで確認できるのでいつ来るかわからない不安感はまったくありません。
むしろスマホ前提のシステムなので家に置き忘れてたら大変だったろうなぁ。

ギアボックスなら自分で開けてみるのも面白かったかもしれませんね、ネタ不足なこのブログ的にもw

ちょっとアートに?

2023.07.14

ご近所にちょっとアートな場所を見つけました。
レンガ風の壁にストリートアート風なボクサー?が描かれています。

スマホのアプリでちょこっとフィルターを掛ければ...
そこはかとなく漂うインスタ感w
もう少し画角とかこだわった方が良かったかな?

これだけ見ればアメリカのダウンタウンで撮ったようにも見えますね、実際には工務店の壁なのですけど。

よく見るとレンガ風の模様も全てペイントです、施工した会社の事例集がありましたのでビフォーアフターを見ると面白いですよ!
https://artman-koubou.com/works/detail/?id=17

いまさら気づいたw

2023.02.28

国産のシートガスケットを使ってヘッドガスケットの自作が出来ないか図面を作っていた時に気づいちゃったんですよ...

↑ ヘッドガスケットに向きあるじゃん!
いやぁ今までずっと対称形状で向きはないと思い込んでいたんですよね、やや角がある辺が下側になるのが正解のようです。

いや、マジで気づかんかったw

そういや社外品のシリコンガスケットはどうだっけな?

↑ こちらもちゃんと向きがありました...

まぁ間違えても実質的な問題は起きないのですけど、今更気付くとはウラル奥が深い(いやお前が浅いんだよw)。

フロントカバー分解(ならず)

2022.11.03

異音はするものの、動作フィーリングに全く変化はなかったので600km以上そのまま乗っていましたが、ようやく部材が揃ったので作業が出来ます。

自分のウラルはオイルクーラーが付けてあるのでそれを外すのが少々面倒です

そういや2015年にオイルクーラーを取り付けて以来、外すの初めてだなw

ところが...
点火タイミングを取るセンサー類とシールカラーを外したところで
作業強制終了!

↑ フロントカバーを固定する皿キャップが固着して外れませんw
工具の方が負ける始末です、ペネトンも効きません。

4mmHEXのビットを2本も折ってしまいました。
8年前に新型フロントカバー取り付け記事の中で予言していた皿キャップの懸念が現実になるとは...

エキストラクタで外すことは難しくないのですが、戻すための部材が無いためこれ以上の作業を中断せざるを得ませんでした。

シールカラーの紙ガスケットとカムシャフトのオイルシールを交換して元の状態に戻します。

部材(ネジ)を揃えてやりなおしかぁ
...と、思ったら直ってる!!

どうやらカムシャフトのオイルシール劣化が異音の原因だったみたいです、オイルシールから抜けた内圧がタイミングセンサーのカバーを叩きチリチリ鳴っていたと。
たしかに指の力だけで抜けるぐらい嵌め合いが緩くなっておりゴムが硬化して変形しています。

結果論ですがそもそもフロントカバー開ける必要無かったのね...


意図せず異音解消ですw
しかし来たるべきエンジンO/Hのためにフロントカバーのネジどうにかしないとなぁ。

ガスケット製作

2022.10.30

フロントカバーを開ける前に閉じる準備をしないといけません。
何を言っているか意味不明ですが、開けたからには元に戻す必要がありそのための消耗品を準備しておかないと開けられないということですw

んで、フロントカバーを開けるためには以下の消耗品が必要です。
・フロントカバーガスケット
・シールカラーガスケット
・カムシャフト軸のオイルシール

カムシャフト軸のオイルシールはモノタロウあたりで国産品を調達すれば良いのですが、フロントカバーやシールカラーのガスケットは機種専用品になりますからディーラーを通してメーカーに注文するしかありません。
しかしこのご時世、リードタイムが不明すぎて純正品がいつ来るのか判りませんから今回は自分でガスケットを切り出すことにしました。

↑未使用のガスケットを複製するのが一番ですがそれがないから自作するわけで、フロントカバーのフットプリントをスキャニングしてデータを作りました。

国産0.3mmのガスケットシートに作ったデータを印刷。

ポンチで先に穴を開けてから切り出すと破くリスクを減らせます。

0.3mm程度のガスケットシートであれば、カッターナイフよりハサミで切り出した方が綺麗に仕上がります。

↑ 完成! シールカラーのガスケットも同じように作りました。

カムシャフトのオイルシールは国産品(NOK)をチョイス。
パーツリストでは16x30x8のシングルリップが指定されていますが、実際に装着されているのは同サイズのダブルリップです。
なぜパーツリストと異なるのか判りませんが、場所的にはダストが入る可能性は低く、シングルリップで問題ない気がします。
↓ 調達したオイルシール

左からシングルリップ16x30x7・ダブルリップ16x30x7・台湾製ダブルリップ16x30x8(装着されていたのと同じ物)
国産品(NOK)は厚みが1mm薄いですが装着に問題はありません。

さぁこれでフロントカバーを開ける準備が出来たぞ!

謎の異音

2022.10.16

エンジンが暖まるとチリチリと周期的な異音が聞こえる事に気づきました。
購入以来ほぼノートラブル?なマイウラルですが、ここに来て重大トラブル発生か!?

軽いアルミの部品を叩くような音なのですが、他のノイズが激しいため何処で鳴っているのか特定が難しい...
人間の耳だと曖昧なのでレコーダーを使って距離と音の大きさを論理的に調べたところ、どうやらフロントカバーの内部機構からする音と特定できました。

聴診器をフロントカバーのオルタネータ、カムシャフト、クランクシャフトの位置に当て聞いてみるとカムシャフトの軸で発生している可能性が高そうです。

とはいえベアリングやギヤの破損で生じるような音は聞こえず、何が鳴っているのかさっぱりわかりません、面倒ですが一度フロントカバーを開けて目視確認しなきゃですねぇ。

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