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もうひとつのアイテム

2014.09.11

フロントカバーと同時にHigh Output CnC Oil Pumpなるものを注文しました。

オイルポンプを強化するもので、純正の2倍以上の出力があるらしい。
写っている本体以外にオイルパンとオイルポンプのガスケットが付属しているのがありがたいですね。
作業する上で必ず必要になる消耗部品ですから。


開けてみるとインボリュートギアを使った外接式のオイルポンプでした。
今時のオイルポンプの多くは内接トロコイド式なので新鮮です。

確かにオイルポンプのギアは相当大きなものになっています。

単純に2倍以上の高さがあるギアが使われているようです。

本来オイルポンプは設計の段階でエンジンの特製にあわせた容量のものが付けられるのであって、安易に容量を増やせば性能が上がるとか、安心であるといったものではありません。
場合によってはオイル漏れを起こしたり、潤滑のバランスが崩れる原因になる可能性もありますからね。

特にウラルの場合、大部分が飛沫潤滑に頼っているようなので効果の程は未知数です。

部品到着!

2014.09.11

仕事から帰宅すると、オレゴンの某ショップから小包が届いていました。

かねてから注文していたパーツが到着した様子です。
エンジンのパーツをUSPSで送ると関税が掛けられる確率が高いので参ります。
郵送自体も遅いし・・・。
経験上、少々送料が高くてもEMSやUPSを使った方が安心ですね。

鼻息を荒くしながらパッケージオープン!

おそらく日本初入荷であろう「フロントカバーコンバージョンキット」なのでした。
このキットはエンジンのフロントカバーを変更して、スピンオンカートリッジ式のオイルフィルターを取り付けられるようにするものです。
2014年式のDFIウラルにも採用されている方式ですが、エンジン自体の性能を上げるものでは無く、オイルフィルター交換の手軽さを重視した機能パーツになっています。
スピンオン式のオイルフィルターなら、そこらのホームセンターでも入手することができますからね!
私がスピンオン式にする理由は他に計画があり、また別の機会に紹介できるかと。

フロントカバーをまじまじと観察・・・。

見た感じの加工精度は良くバリなどもほとんどありません。
海外のURALファンサイトでプロトタイプの写真を見たことがありますが、それよりもさらに改良されているみたいです。


カバー底面には謎な盲栓が存在しています、海外のファンサイトでは、さらなるアップグレードパーツが出るのではないかと噂されています。(実際にはただの加工穴だったようですw)


↑ デストリビューターカバー
アルミダイキャスト製でウラルのロゴマークが刻まれています、かっこイイ!


オイルフィルターは最近主流のコンパクトタイプです。
海外では有名なWIXの51358が付属していました、ロットによって違う場合もあるようです。
フロントカバーのフィルター座面はかなり大きめに作られていますので、ガスケット径70mmぐらいのフィルターも余裕で付けられそうです。
座面の腐食を考えると、ガスケット径が大きめのフィルターを付けておいた方が良いような気もしますね。
M20xP1.5のネジ径で流量30 L/m程度、バイパスバルブの作動圧が8~12 psi付近のオイルフィルターを選べばまず問題ないと考えられます。

このほかにもガスケットやオイルシール、ネジ一式がキットに含まれていますが説明書の類いは一切ありません。
果たしてうまく取り付けられるのでしょうか?

ヘッドライトポジション球のLED化

2014.06.30

ヘッドライトを除いたすべての灯火をLED化したと喜んでいましたが、1灯だけ忘れているところがありました。
ヘッドライト内のポジション球です。
H4バルブに無理やり抱きつかせたようなポジション球は4wの白熱球。

これを約0.2wのLED球に交換します。

左:純正 4w 右:白色LED 0.2w
数値的には1/20という圧倒的な低消費電力ですが、元が4wとたいしたことないので自己満足の領域です。

若干暗いし・・・。

ん~ あと交換出来そうなのはメーター内の照明でしょうか?

油温計装着

2014.06.29

夏が近づき油温が気になる今日この頃。

以前、BMW乗りが信号待ちで都度エンジンを切っているのを見て「エコ精神旺盛だなぁ~」とか思っていたのですが、ウラルに乗り初めてからアレはエンジンの加熱を防ぐために行っていたのだなぁと今更理解しました。

足下が低温やけどしそうなほど熱気ムンムンな空冷エンジンですから油温管理には気をつけたいところです。

油温計にも色々ありますが、ウラルのレトロ感を損なう恐れがあるのでなるべくならデジタルメーターは付けたくありません。

そこでオイルフィラーに差し込む方式の油温計を取り付けられないか検討しました。

まずはフィラーキャップを計測します。

↑ ノギス上23mmと計測されましたが、公差が激しいだけで実際には24mmが正解なようです。

そしてネジピッチ

↑ ピッチは1.5で間違いなし。

ウラルのフィラーキャップ(ディップゲージ)の規格は M24 x P1.5 x 235 と判明しました。
しかし、日本国内にこんな規格のオイルフィラーキャップをもつ車両はありませんし、売ってもいません。

なかば諦めかけていたところ、ドイツのRRというメーカーの温度計に適合する製品があることを突き止めました、インターネットって便利だなぁ。

さっそく個人輸入で取り寄せ5日程度で到着、勤勉なドイツ人にダンケシェン!


↑ う~ん機能美、ドイツの技術は世界一ィィィ! です。
RRの油温計はゲージを保護するオイルに浸されているのが特徴的なのですが、計測部が200mmを超える製品には入っていない様子です。(マニュアルに記載があります)

純正のディップゲージと比較。

まさにウラルのための製品みたいですね!
というか多分ウラル専用品です、あまりにもニッチな製品なので日本じゃ売られないわけだ。

ディップゲージとしても使えるように、パイプカッターを使って計測部に印をつけました。

さっそく装着してみます。
純正の板バネを使ったゲージと違って、計測部が曲がらないため少々差し込むのに難儀しますが、コツを掴めば大丈夫です。

なかなか格好いいじゃありませんか! しかも実用的。

装着後近所を5kmほど流してみましたが、油温計は86℃ぐらいを指していました。

満足満足!

箱のステーを改良?

2014.05.31

箱を取り付けミリチックなイメージがより増しました。
ところで、この箱の実用性はいかほどでしょうか?
鋼板製の箱はとても重く、1mm程度しか無い船のパネルに加重を掛けるのは良くない気もします。
ジェリカンにガスを入れた状態だと15kgほどの重量になりますから心配です。

と、いうことでより強固な固定方式になるよう検討します。

↑ まずは家に転がっていた3mm厚のフラットバーを切断。

グラインダーで整形と開先加工を行ってから部品を組み合わせて溶接しました。

ねじ穴を開けてから塗装します。

車体に傷が付かないように1mm厚のゴムシートを貼ってから装着!

うん。改良前よりだいぶ剛性が向上しました。

ちなみに改良前はこんな感じです。

↑ 大型の丸ワッシャで固定していただけでした・・・

実は昔の資料を参考にしてマネしただけなんですけどねw

箱の装着

2014.05.24

塗装済みの箱を早速船に取り付けます。
ほぼ新車の船に穴を開けるのはちょっと躊躇してしまいますが、乗り潰すまで付き合うつもりなので気にせずドリルを突き立てます。

まずは失敗しても目立ち難い左側から。

養生テープで塗装面を保護して、ホルダーを何処に付けるべきか探ります。
後にこの養生テープが大変な事態を引き起こす事になるとは・・・

ギアアップには船の前縁にバンパーが着いており、これを避けるためにホルダーを若干浮かせなくてはなりません。
しかも船の側面は平面ではなく、緩やかな曲線になっていますから、スペーサーカラーもテーパー加工する必要があります。
現物合わせで6個のカラーを作成しました。

↑ とりあえずこんな感じで片側の取り付け完了!
↓ ハンドルを船側いっぱいに切っても当たらない絶妙な取り付け位置です。

反対側も対称になるように取り付けます。

マスキングテープで取り付け位置をバミってから同じようにホルダーを取り付けました。
ウラルの船のパネルは1mm厚の鋼板です。
ポンチを打つとパネル全体が凹む可能性があるのでケガキ針でマーキングしてから1mm程度の極細いドリルで下穴を開け、その後3mmのドリルで穴を拡張。
ステップドリルで一気に目的のサイズに広げました。

そして完成!

↑ 箱装着バージョン
↓ ジェリカン装着バージョン

TPOに合わせて付け替えできる素敵な仕様になりました。

箱が着いて一気に野暮ったくなりましたね。
いっそのこと銃架でも取り付けるかなぁ?






ところで養生テープで起きた大変な事態とは・・・

なんと養生テープを剥がした際、ペリッと塗膜も剥がれちゃったのでした。
養生テープ程度の粘着力で剥がれる塗膜とか、ロシアクオリティの片鱗を垣間見た気がします。
その後のバミはより粘着力の弱いマスキングテープに切り替えて作業しました。

箱の塗装

2014.05.11

加工したジェリカンホルダと箱を塗装しました。
まったく防錆処理されていない状態ですから、早めに塗装してサビサビになるのを防ぎます。

まずはパーツ単位に分解して加工時の金属粉と油を落としてから箱の内側を防錆塗料をローラー塗り、その他の部品は二液性ウレタンのプラサフをガン吹きしました。

上塗りは塗料屋で調色してもらったロックエースを使用。
ベースとなるカラーに5%ほどメタリックを加えましたが、フォレストフォグの色彩は再現できず・・・。
メジアムメタリックより粒子の荒いコースメタリックのほうが良かったのかな?
ガンは岩田のW101を愛用しています。


箱とホルダー2個ずつ、ジェリカン、キャニスターホルダーを塗るのに300gの塗料を使いました。

試しに箱の一部をコンパウンドで磨き込んでみたらあんまり良くなかった・・・。
いずれ塗り直してつや消しに戻さねば。

ジェリカンホルダーの加工

2014.05.10

先日届いたジェリカンホルダーは在庫の兼ね合いから20Lのものを注文したのですが、20L缶は大型で重く船に付けるのはあまり現実的ではありません。

と、いうことで20Lのジェリカンホルダーを10L缶用に改造することにしました。

まずは10L缶とどれだけサイズが違うのか確認します。
サイズ確認

現物合わせで切断・溶接して適当に辻褄を合わせました。
溶接

大体こんな感じでどうでしょうか?
完成?
本当はもう少し幅を詰めたかったのですが、近所のホームセンターには同じ規格の鋼材(20mm x 6mmのフラットバー)が売られておらず断念しました。

機会があれば改修することにして、とりあえず完成です!

箱到着!

2014.05.01

ファイル 26-1.jpgファイル 26-2.jpg

ポーランドのショップからサイドカーに装着する箱を取り寄せました。
送料を含めると相当な値段になってしまいましたが、製品のクオリティは上々です!

錆びる前に塗装せねば。

完全LED化

2014.03.23

グリップヒーターを付けて以来、電気回りの状況が判るようになりました。(グリップヒーターのコントローラに電圧計がついているため)
それによると少しでも走行している限りは充電されており、軽自動車並みの大型ジェネレータの効果に感心するのですが、渋滞や信号待ちなどアイドリングでブレーキを掛けた状態だとバッテリーから供出されていることが判りました。

なにせブレーキランプは左右合わせるとヘッドライトとほぼ同じ電力を消費していますからね。

と、いうことで先日のウィンカー球につづいてテール&ブレーキランプのLED化を行うことにします!

これを某SNSで話題にしたところ、販売店の旦那から「ウラルのリア回りはプラスとマイナスが逆だから気をつけてね~」と重要なアドバイスを頂きました。

半信半疑で本車側のレンズを外してみると・・・

↑ 本当に電球の接点がグランド、ソケット部がプラスになっています。
おそらく少しでも部品を減らして合理化したかったのでしょう、1枚の板バネがブレーキ球と尾灯の接点を兼ねています。
極性の無い白熱球ならではの作りですね。

このままではLED球が付けられませんから、接点がプラスになるように改造します。

まずは独立した接点にする必要があるためソケットを交換。

↑ アキバで買って来たBA15sのソケット
純正のソケットは設計が古く見るからに信頼性が乏しい感じがするため日本製ソケットを調達しました。
それを使って接点がプラス、ソケット側がマイナスになるように配線。

これで極性のあるLED球も問題無く付けられます。

使用するLED球は白色6wのBA15s

点灯中のLED球を撮影するとホワイトバランスが崩れ、暗い部屋のように見えるほど高輝度です。

さっそく本車に取り付け点灯させてみたところ、視認性に問題は無さそうです。

側車側にもBAY15dタイプのLED球をとりつけます。
こちらは極性の問題は無く純正球と交換するだけの手軽さです。

これでヘッドライトと計器のランプを除くすべての灯火がLEDになりました。
電力の消費量は1/4以下になったんじゃないかなぁ?

これで都市部の渋滞にも多少強くなったハズです・・・。

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