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パンク!

2017.07.30

近所のスーパーで買い物を済ませ、駐輪場に停めたウラルに戻ると微妙にたたずまいがおかしい事に気付きました。

・・・パンクしてるじゃん/(^o^)\
パンクでつぶれたタイヤ
タイヤを調べると、トレッド面に木ねじが刺さっておりここから空気漏れを起こした様子。
木ねじの刺さったタイヤ
実は予兆は有りました...。
自宅を出発して数キロ走ったところでカチカチ鳴る異音に気付き降車して確認したのですが、その時エアは抜けておらず溝に小石でも挟まったのかな?と深く考えずに再発進してしまいました。

おそらくその後の走行で少しずつ深く刺さり、チューブまで到達したのではないかと推測。
高速度で走行中にエア抜けしなかったのが不幸中の幸いです。

ウラルにはスペアタイヤがありますから、本車後輪と側車輪がパンクする限りはたいしたピンチではありません。(2003~2013のフロントディスクブレーキモデルは本車前輪のスペア交換不可)
特に2014年以降のモデルであればブレーキディスク移設の手間は掛かるものの、1つのスペアタイヤをすべての車輪に使い回すことが出来ますから心強いです。

早速その場で交換作業を始めますが、第一の難関はセンタースタンドを掛ける事です。
以前、「小道具を作り楽々センタースタンドを掛ける事が出来るようになった」と、得意げに記事を書きましたが、本車後輪がパンクした状態では高さが足りず役に立たない事が判明。(少し考えれば気付きますよね orz )
ジャッキを取り出すよりてっとり早いので、見物のオッサンに手伝っていただきチカラワザでスタンドを掛けました。
普段は質問攻めに合うのでオッサンが寄ってくるのはご遠慮願いたいのですが、このときばかりは神に見えましたよ!
ありがとうオッサン!(まぁ自分もオッサンなんですけど...)

スタンドを掛けて後輪を浮かす事が出来れば7割は完了したようなものです。
車載の工具を使ってスイングアームのクランプを緩め、ユニバーサルジョイント内側のナットにレンチを掛け固定してからトミーバー?をアクスルシャフトに通して緩め、タイヤを外します。

後は逆の手順で取り付けるだけ、慣れていれば10分も掛からない作業です。
基本的に車載工具があれば事足りますが、スイングアームのクランプを緩める際に17mmのレンチが2本あると便利かな?

穴の開いたチューブにパッチを貼って修理を試みたものの、思いのほかダメージが多くパッチだらけになってしまいました。
パッチだらけのチューブ
空気が抜けた状態で少し車両を動かしてしまったのが原因です。
さすがに信頼性に欠ける事とリムバンドが切れかけている事もあり両方とも新品に交換する事にしました。
切れかけたリムバンド
↑ 切れかけたリムバンド
DUROのチューブより安く入手性の高いダンロップのチューブとブリジストンの厚めのリムバンドをチョイス。
チューブ
↑ダンロップ3.25~4.10-19 TR4

リムバンド
↑ブリジストン 22-19 (X-19H)
芝崎モータースさんで組んだ車両には、ニップル裏側でチューブを傷めないための加工がしてありますが、さらに信頼性を高めるために1.5mm厚のモトクロス用リムバンドを入れてみました。

タイヤをホイールに組み込んだら修理完了です!
修理完了!

ウラルのタイヤは意外と減らず、12,000kmぐらいは持ちそうな感じです。

全国ウラルミーティング?

2017.07.13

ウラルジャパンが全国ミーティングを検討している様子です。
頑張ってますね!


※リンク先アンケートはfacebook

個人的な希望としては...
車両のオーバーヒートや人の過ごしやすさを考えて春もしくは秋の開催。
場所は長野県あたりで一泊二日のキャンプが良いかな?

実現たのしみにしています。

メディア露出?

2017.07.01

ここ最近ウラルのメディア露出が続きますね!
メジャー化するのは嬉しいような、寂しいような微妙な気持ちです。 w

↓Motorcyclist 2017 8月号


カラー見開き2ページ!
その昔、原付二種友の会のコーナーに掲載された思い出があります^^;
オマケのスマホレンズも意外と遊べる!


↓ ロシアNOW 2017年7月1日掲載


ウラル乗りとしてはウンウンと頷けるビデオと文章になっています。
そーか~、ロシアじゃやっぱり農村バイクか...
モスクワ近辺では見ないわけだ^^;

ウラルミーティング

2017.06.11

バイク雑誌向けの取材ということで首都圏のウラルが湘南平に12台集結!

ジャパンウラルのブラド社長や雑誌取材を取材?するロシアのメディアも参加してとても盛り上がりました。
普段ほとんど目にすることの無いマイナーなウラルですが、これだけ集まるとメジャーなバイクなんじゃないかと錯覚しちゃいますね。
各オーナー独自のカスタムを見ながらあれこれ談義しているとあっという間に時間が経ってしまいます。
自分も先日取り付けた新型メーターをたっぷり自慢して大満足です^^;


こうして楽しめたのも現場をセッティングした芝崎モータース様御尽力の賜です、本当にありがとうございました。

ウラル探し

2017.05.13

今年のゴールデンウィークはモスクワへ旅行に行ってきました。
ロシア旅行は3回目、入国回数では4回目になり合計した滞在日数は20日ぐらいになるはずです。

しかし、これだけロシアを旅してもウラルサイドカーを見たことは一度もありません。

エレクトリーチカ(近郊電車)の中で気さくに話しかけてきたオバちゃんにスマホでウラルの写真を見せても、ロシアのバイクだとはわからない様子でした。
日本語ガイドのモスクヴィッチも「クビンカ(戦車博物館)で見たことあります!」というレベルの認識。

あれ?もしかするとウラルってロシアでもマイナーなんじゃないですかね?

唯一モスクワで見かけたサイドカーはヴェーデンハー(ВДНХ)の公園を走るレンタサイクルでした...w

それだけでは少々悔しいので、地下鉄と電車を乗り継いでモスクワから1時間半ほど離れたグジェリ村までやってきました。
ロシアの伝統工芸の1つである「グジェリ焼き」はマトリョーシカと並んでお土産の定番でもあります。

グジェリ村にほど近いイグナーチェボ駅を降りると、周辺には何もなく少々心配になります。

そこから2kmほど歩くと、少しずつ建物が見えだしグジェリ焼きの工房に無事到着しました。

ここではウラルジャパンのショールームにも置いてあるサイドカーの置物をゲット!

コレを作ったアーティストの方にも会うことが出来、少々お話ししたところ4回も来日するほどの親日家で沖縄や小笠原など日本人でも滅多に行かないところに行ったことがあるとのこと。

ようやくモスクワ近郊でウラル?の面影を見つけることが出来たのでした。

東京モーターサイクルショー

2017.03.26

ウラルジャパンが久しぶりに東京モーターサイクルショーに出展するということで、2017年モデルの新型車を見に行ってきました。

1コマのブースでウラルが展示されると少々狭い感じでしたが、ロシア人モデルのおねいさんを起用するなど、かなり力を入れている様子でした。

新型車(2017年モデル)の変更点を存分に観察して自分の車輌に流用出来ないかと企みます。
・メーター → ACEWELLのOEMで間違いなし、車速信号の取り出しはドライブシャフトのカップリング部にマグネットとセンサーを取りつけている。

・シート → 従来より硬めでシート下に小物入れを装備、取り外しも簡単。

・パーキング → 左側ハンドルにレバー式のモノを装備。掛け忘れを防止するために移設したそうだが、イタズラのリスクが無いとも言えない感じ。

・スポットライトスイッチ → 右側ハンドルバーのスイッチで点灯可能、メインキーに依存しないのでイタズラによるバッテリー上がりが心配。
展示モデル(限定版サハラ)では船の中のスイッチはオプションのLEDフォグランプにアサインされていました。

ブースの注目度はかなり高く、人が尽きることはありません。
モデル目当てのカメコが相当数いたけれど、それでも老若男女が足を止め、試しに跨り、写真を撮っておりました。

かく言う自分は観察に夢中で写真を撮っていないことに帰宅してから気付きました。
おそまつ。

デジタルメーター

2017.03.13

2017モデルのスピードメーターはステッピングモーターを使ったデジタルメーターに変更された様子です。

この写真はMPH表示ですが、日本向けにはkm/hのメーターが装着されています。

メーター下部のCA085-156の表記から、台湾ACEWELL社のOEM品と見て間違いなさそうですね。

と、いうことはアナログメーターのモデルにデジタルメーターを入れる事も不可能ではないはずです。
インジケーターの類いが汎用の製品と異なるようなので、配線を工夫する必要がありそうですがなんとかなるでしょう。

また、CA085と同じ機能を備えているとすればタコメーター、油温、電圧、ツイントリップ他、便利な機能が使える事になります。

車速パルスの設定はGOST1578-76※に倣い624:1もしくは1000:1にすれば良いはずです。
感覚的には1000:1、ワイヤー1回転につき1メートルの設定ではないかと推測します。

ひとつ気になるのが、最近のデジタルメーターはプラスチックを多用していて安っぽく感じてしまうこと。
インパネ回りは言わば顔であり、その車を特徴付ける要素の1つであると言えます、MPHとkm/hが表記された少し垢抜けないデザインのアナログメーターは、ロシア的でとてもウラルに合っているように感じるのです。

利便性をとるか、従来のデザインを尊重するか、とても悩むところですね。


※GOST1578-76より抜粋
Передаточное отношение механизма спидометра от приводного вала к счетному узлу должно соответствовать 624:1 или 1000:1, если другое не оговорено в нормативных и (или) технических документах на спидометры конкретного типа.

くーるじゃぱん?

2017.03.13

北海道モーターサイクルショー2017 ウラルジャパンブース

販売店からクールジャパンを取り入れると聞いてはいたけれど、萌えに走りすぎず絶妙な絵柄に仕上げてますね。

個人的にはアリです。

牽引の可能性

2017.02.26

先日ウラル仲間と相模原のstage21さんに行ってきました。
ウラルによる牽引の可能性を調べるため、キャンピングカーなどの特殊車両を扱う専門店にお邪魔したのでした。

戦時中のサイドカーの写真を見ていると、牽引装置を付けたサイドカーをしばしば見かけます。
これと同じようなことが出来れば、積載量の多いサイドカーでさらに多くの荷物を運ぶ積載チャンピオンになれますね!

実際、URALで牽引するためのトレーラーヒッチもいくつか販売されており、ウラルジャパンからも引くことが出来ます。
↓ ウラルジャパンで扱っているものと同型のヒッチ

URAL of NEW ENGLANDでは450ドルほどで販売しています。

これを取り付けたウラルで試しに軽トレーラーの「幌馬車くん」を牽引してみることに...

軽枠いっぱいなのでかなりデカく、ウラルとほぼ同じ大きさがあります。

連結はヒッチボールにカプラーオン!

トレーラーのバランスが良いため大きな車体にも関わらずヒッチ部の垂直荷重は20kg程度。
ジャッキが付いていますが、使わずとも一人で簡単に連結できます。


↑ トレーラーを連結するとかなりの車長になります。
ウラル2台分より長く、後ろが全く見えません。
背の低いトレーラーにするか、船に補助ミラーを付けるなど工夫が必要です。

そもそも非力なウラルで牽引するのは実用的なのか?
敷地内で実際に牽引して感触を掴んでみます。

結果、意外と普通に引けていてビックリです。

とはいえ日本の道路は坂道だらけですから道を選ばないと厳しいケースが考えられます。
軽枠いっぱいのトレーラーではなくもっとライトなトレーラーの方がウラルには合っていると思いますが、車検を通さなくてはいけない関係上、トレーラーのシャーシはおいそれとワンオフ出来るものでは無く、すでに実績のあるシャーシを使用して上物だけ変えるのが一般的です。

自動車で牽引するサイズのトレーラーだと文字通り「荷が重い」かな?

雪道走行考察

2017.01.17

今期最大の寒波が訪れ、東北から関西に掛けて大雪に見舞われた所もあるようです。
積雪するとウラルの二駆性能を試したくなり、雪道に乗り出したくなるのは「ウラルあるある」の一つに数えられるのではないでしょうか?
実際、Twitterで今回の積雪をエンジョイする猛者のつぶやきを幾つか目にしていますし、海外のYoutube動画でもドリフトさせながら楽しそうに遊んでいるウラル乗りを見ることが出来るので「ウラル=雪道」の図式は成り立っているのでしょう。
かく言う自分も2014年2月の大雪では勇んで雪道に乗り出しました!

ところがウラルを駐輪している車庫から一歩出るといきなり9.3%の坂道です。
下り坂はまぁ良いとして、勾配が10%近くの上り坂では5cmほどの新雪でもタイヤが滑ってほとんど前に進みません。
出発したのは良いものの下りた坂を登ることが出来ず、緩い坂道を辿って遠回りしてなんとか帰宅したのでした。

港町ヨコハマといえば聞こえは良いですが、本当は丘と坂の町だという事実を思い知るハメに...。

↑ 帰宅したときの姿、スポークに雪が詰まってディッシュホイールみたい。
思っていたよりも走れずにちょっとガッカリしたものです。

道路構造令によると都市部の生活道路は最大12%の勾配が許容されています。
実際にはこれ以上の勾配もザラにあり、山がちな日本で雪道を楽しむのはそもそも難しい事なのですね。

住んでいる地域によって事情は異なるでしょうが、地理的に悪条件なのはどうしようもないので、車輌側で走破性を向上する方法がないか調べてみました。

・タイヤ
最近のウラルにはDURO HF308が採用されています。
外径:約696mm 幅:約106mm

ロードよりのパターンですが、よく見るとサイプが刻まれておりスタッドレスタイヤのようにも見えます。
しかし実際にはスタッドレス的な特徴はまったく持っておらず、至って普通なロードタイヤです。
雪の坂道や凍結路での食いつきに優れているわけではありません。


2012年頃までの車輌にはУралшина С-93(ウラルシナ S-93)が装着されています。
外径:約690mm 幅:約104mm

キリル文字の刻印通りロシアで戦車の転輪なども作っている会社の製品です。
国内で入手しようとすると値段的な優位性も見いだせないため、交換のタイミングでHF-308にしてしまう人が多い様子。
ウラル仲間の受け売りですが、レトロなトレッドパターンでゴムは硬め、オン性能はいまひとつみたいです。
とはいえ、Youtube動画ではこのタイヤで元気に雪道を走り回ってますから侮れません。


海外のファンサイトを見ると雪道を楽しむ人は次のタイヤを使っている様子です。


KENDA K335 ズバリIce tireとされています。
外径:約696mm 幅:約114mm

大きなブロックパターンはミリタリールックなウラルに良く似合いそうです。
しかしながらカタログ落ちしたのかKENDAの製品ラインナップには載っていません、入手性が極めて悪そうです。
海外のウラルブログのインプレッションでは3000kmぐらいでタイヤライフが尽きるらしい。
回転方向に指示があるためローテーション出来ないのもマイナス点ですね。


HEIDENAU K37 ドイツ製です。
メーカーの製品紹介ページでは「クラシックミリタリーバイクやウラルに最も適したブロックタイヤ」とウラルを名指ししています。
外径:約697mm 幅:約108mm

K335やHF307に比べると少し値段が高い。


DUROのブロックパターンタイヤ HF307
外径:約699mm 幅:約98mm

海外のウラルブログのインプレッションでは最も値段は安いが性能もそれなりらしい。


С-93→K335→HF308→K37→HF307と毎冬試した海外ウラルオーナーのブログでは「次に付けるのはK37だろう」と結論されていました。
K335は減るのが早く、HF307は値段なりの性能との評価。


若干サイズが変わってしまいますが国産タイヤでは
DUNLOP TRIALS UNIVERSAL 3.25-19を使用している日本のユーザが雪道アタックをしています。

オン性能はウラルシナ以上、耐久性は劣るみたい。
トレール向けのブロックパターンはウラルに良く合います。


・タイヤチェーン
雪道走行は極稀なケースで9割9分が舗装道路なわけですから、オフよりのブロックタイヤをチョイスしてオンロード性能が下がってしまうようでは本末転倒です。
必要に応じてタイヤチェーンを巻くのが最も効率的な気がします。

↓ old timer garageで売られているスノーチェーン

ところが本車後輪はドライブシャフトとのクリアランスが狭くチェーンを取りつけるのが難しいのです。

↑ チェーンの干渉部分を示すyoutube動画
絶対に取りつけられないということではなく、中には工夫して装着している人もいるようです。

究極的には適当に切ったチェーンをインシュロックで固定するだけでも良さそう。

調べている時が楽しく色々試してみたくなりますが、考えている内に冬が終わっちゃうんですよね、毎年。

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