ウラルの側車輪に掛かる横荷重が苛烈なためか、側車輪のカラーがかなりのスピードで摩耗するのはウラルあるあるのひとつです。
カラーの摩耗が進むとホイールナットが緩みホイールにガタが出るためシャフト自体を損傷したり、ディスクブレーキのモデルではキャリパーのセンターがずれてディスクローターのフロートピンが脱落するトラブルなども起きます。
↑ 削れて短くなったホイールハブのカラー(右)
なぜ削れるのかを考えると、カラーの当たり面が極端に薄いことが考えられます、元々肉薄な設計なのに面取が大きく入っているため当たり面が狭いのです。
これを改良して面圧を減らせば摩耗の速度が減るのではないかと考え、独自の強化カラーを製作することにしました。
この部品の内径広げてカラーも可能な限り太くしたい pic.twitter.com/p43IJZnZcg
— junker@U-mode (@junker1977) October 12, 2024
↑ カラーの当たり面を多くするためには外径を大きくする必要がありますが、径を大きくするにはフタ状の部品も拡張しなくてはなりません。
また、カラーの外径を大きくすると、本車後輪に付かなくなるので側車専用となりタイヤローテーション出来なくなるデメリットがあります。
↑ 本車後輪はスプラインの内径が26mm程度なので太いカラーは付けられない
これについては元々減ったタイヤを交換する主義でローテーションはしないので運用に困ることは無いと考えました。
さて、部品を発注して試してみますか。