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プチ近代化改修

2017.11.04

久しぶりの良く晴れた週末です。
ほぼひと月ほどまともにバイクに乗れなかったものですから、フラストレーションの解消にひとっ走りしてきました。

芝崎モータース
やってきたのは平塚にある芝崎モータース。
自宅から片道30kmほどありますが、サイドカーのノウハウを多く持ち、購入後もサイドカーの特殊な操作性を踏まえた指導までしてくれる信頼できるショップです。

先日お邪魔したとき、フロントブレーキからジャダーがまれに発生している旨を相談すると良い情報を教えてもらいました。

・パッドの面取をすべし
・新型モデルのトルクロッドは良いぞ
と。

パッドの面取はセオリー通りにやれば良いので、新型モデルのトルクロッドを早速注文しました。
トルクロッド
↑上:従来のトルクロッド 下:新型モデルのトルクロッド
シャフトが一回り太くなり、一目で強化されていることが判ります。

従来のトルクロッドは経年劣化でゴムブーツが裂け、ピロボールにガタがあるためキャリパーサポートを手で回転方向にゆするだけでもカコカコ動いてしまいます。
元々フローティング構造ですから多少動いても問題は無いのですが、ジャダーの一因になっている可能性があるので、新型モデルのトルクロッドに交換してみました。
トルクロッド装着
↑ 取り付け自体はボルトオンです。
ガタは無くなり、手でキャリパーサポートをゆすったぐらいではびくともしません。
停車間際の極低速時に起きていたジャダーですが、帰路では起きなかったように思います。

おまけ
・側車輪スペーサーカラー交換
ウラルの持病のひとつに、側車輪とシャフト側スプラインのスペースを確保するカラーの異常摩耗があります。

これを防止するため、芝崎モータースでは焼き入れした炭素鋼を使用した強化カラーを用意しているとのこと。

幸い自分の車両は僅かな摩耗で済んでいましたが、放っておくと側車輪に横方向の加重が掛かったときにガタが出るみたいです。
側車輪奥のカラー
↑ 外したカラー、幸い摩耗はごく僅か。
以前、側車輪のみ円錐ころ(テーパーローラーベアリング)に交換しており横方向への加重に対してもくろみ通りの効果が有ったのかもしれません。

それでも折角ですから強化カラーを入れて頂きました。
すぐに体感できるような変化はありませんが、きっと良いものに違いない!
しばらくしてから様子を見るのが楽しみです。

リバースペダル改

2017.10.07

以前取り付けたフットリバースペダル
足を差し込む空間が狭く、キャブレターモデル向けの部品ではないと結論付けました。

元の手動レバーとほぼ同じ角度で取り付けて無理矢理使用していましたが、そろそろ我慢の限界です!

キャブモデルでもストレス無く使えるように改造することにしました。

フットリバースペダル
まずは使いやすい形状を割り出すために型紙を作り現物合わせで最適解を求めます。
ペダルの位置を極端に下げるとフットペグのステーに当たり、絶妙な調整が必要で、いくつ型紙を作った事か...

作った型紙を元に部品を切り出します。
部品の切り出し
6mm厚の鉄板を切り出し、ディスクグラインダーで大雑把に整形したあと、ちまちま金工ヤスリで仕上げます。

 ↓出来上がった部品。
部品完成

足で踏みつける部品ですから強度を確保しなければなりません。
X形の開先加工をして溶接時に奥までしっかり溶け込むようにしました。
開先加工

見た目は気にせずモリモリ溶接!
溶接!
 ↓溶接完了!
溶接完了!
塗装をしてしばらく乾かしたら完成です。
完成!

さっそく実車に装着してみました。
装着!
とても良い具合です!
ストレス無く足でリバース操作ができるようになりました。

まぁ、キャブモデル向けの純正オプションをメーカーが出していれば自作する手間なんて無かったのですけどね...

バンテージまきまき

2017.06.25

うっかり触って火傷をしたことが度々あり、エキパイにサーモバンテージを巻いていましたが、たった2年で驚きの白さに!
元々は黒いバンテージだったんですよ、信じられますか奥さんw

と、いうことでバンテージのまき直しをすることにしました。
ちょっと前はそこそこ高価なイメージのあったサーモバンテージすが、最近はとても安く手に入るようになり驚きです。

せっかくですから一般的なグラスウール繊維ではなくバサルトファイバーとかいう素材を試してみることにしました。
なにやらチクチクしにくい、退色しないなどの特徴がある様子です。

セオリー通り水に濡らしてまきまきします。

ウラルのエキパイはそこそこRがあるのでシワがよらないように巻くのは結構難しいです...

チタン色?(メーカー呼称)もなかなか良いですね、ホントに退色しなければ良いのですが。

しばらくエンジンを回して初期焼けの煙が出なくなれば交換終了!

排気温を下げないことで流速が云々などという崇高な目的ではないので一瞬素手で触れても大丈夫な断熱力があれば満足です。

新型メーター実装その4

2017.06.08

各種信号線とメータを接続します。

あらかじめメーターの配線は調べてあるのでそれを繋ぐだけ。
とは言ってもメーター側の防水コネクタを110サイズの平端子に付け替え、既存のインジケーターとメーター内のインジケーターが両方動作するように配線したため結構手間はかかりました。

この数年間のカスタムでUSB電源やグリップヒーター、オイルクーラーの冷却ファン、ヘッドライトディマーなど余計な配線がうねっている中ですからカウルの中はカオス状態です...
少しでも配線を省けるように、メーター裏のねじ穴にスタッドを立ててグランドのターミナルとし、配線を集約しました。

旧型メータを外すことで不要になる二つのメーター照明コネクタは都合良くイグニッションキーと連動しているのでメーターのACC電源とスピードセンサーの電源に流用します。

新型メーターのフューエルワーニングとEFIワーニングは使用しませんが、パーキング灯はブレーキランプと連動して点灯するように配線しました。
リアブレーキのペダルに足を掛けっぱなしにしていると、意図せずブレーキランプが点灯したままになってしまう事があるのでその防止にも役立ちそうです。

配線が済んだらイグニッションキーをオンにしてメーター配線が正しく行われているか確認します。

↑ 夜間の視認性は旧型メーターに比べると抜群に良いですね。
しかし、インジケータ類は暗めですから昼間まともに見えるかかなり怪しい感じでした。
既存のインジケータも生かしておいて正解です。

1つだけ問題があったのはウィンカー操作時にウィンカーインジケーターが消灯のタイミングでもうっすら光ってしまうこと。
これは以前ウィンカー球をLED化した際に2極式のICフラッシャーに変更したのが原因です。
2極式は点灯していないタイミングもフラッシャー自体を動かすための電流が流れていて、その微少な電力によってインジケータがうっすら光ってしまうのです。
フラッシャーの駆動とウィンカー球の動作が独立している3極式のICフラッシャーに交換することで対処しました。

メーターの組み込みと電気的な接合が完了したら、最後にソフト的な設定を行います。
具体的には、時計、タイヤ周長、分周比、点火パルス、メンテナンスリマインダ、ODO初期値の設定です。

タイヤ周長はGOST1578-76に習ってワイヤー1回転1000mmに設定し、スピードセンサーが1回転6パルスであることから分周比を6に設定すればおおよそ正しい値が出るはずです。
しかし新型メーターはせっかくミリ単位で設定が出来るのですから実測してより正しい値に近づけることにしました。

針金とマスキングテープを目印にして6パルス発生するまでの距離を計測したところ平均1114mmという結果になりました。
得られた値をメーターに設定してから自宅前の道路に10mの目印(なんとトリップは10m単位なのだ!)をつけてゆっくり実走したところ、10cm以下の誤差に収まりました。
1パルスの分解能は約20cmですから論理的な精度の範囲に収まっているようです。

タコメーターのパルスは1r1P(1回転1パルス)の設定で正しい値を示しています。

これにて新型メーターへの換装終了。
おそらく世界初の事例ではないかと自画自賛です!

ダブルトリップの機能が追加されただけでもかなり実用的になりますが、それに加えてタコメータと電圧計、時計の機能が増えたので今時のバイクと同等の多機能メーターになり大変満足です。

新型メーター実装その3

2017.06.07

新型メーターには2系統のタコ信号入力線があります。
1つはプラグコードに巻き付け、スパーク時に発生する誘導電流から取得するもので、ワイヤーの色は黄色。
もう一つは、CDIやECUの信号出力を取得するもので、ワイヤーの色は灰色です。

どちらから取得しても良いのですが、プラグコードに巻き付けるのは見た目が悪く保守性が落ちそうな事、2017モデルはECUから取得している事などを考慮して、灰色の線を利用して取得することにしました。
(追記:2017モデルの配線図上では接続されているように記載されているタコ配線ですが実際には接続されていません)

メーターからそう遠くない所にピックアップセンサーがあるのでコレを利用すると都合が良さそうです。

2013モデルのピックアップセンサーはHoneyWellの1AVシリーズが使われています。
このセンサーからは1回転につき2パルスの矩形波が出力されており、直接メーターに入力することが出来ます。
問題が発生した場合でもアセンブリ交換で対処できるように、本車側のワイヤーは加工せず、センサー側のワイヤーを分岐させる方法で信号線を引き出しました。

↑ 信号線(緑)の被覆を一部剥いで分岐するワイヤーを接続しました。

ワイヤーを分岐させてもメーター側の内部抵抗は十分に高く、ほとんど電流は流れないためイグナイタの動作に影響を与えることはありません。

出来ればコネクターのピンを外してそこから分岐させたかった...

あとは各配線をメーターに接続するだけです。

新型メーター実装その2

2017.06.06

2017モデルではドライブシャフトの回転数を2線式のホールセンサとマグネットを使用して取得しているようです。
ギアカバーにメーターギアの取り付け穴は無く、カップリングヨークも型番が違います。

当初は2017モデルの部品を流用すれば比較的簡単にスピード信号を取り出せるだろうと考えておりましたが、部品流用の可否やそのコスト、取り付けの手間などを総合的に考えると、割に合わないという結論に達しました。
独自の方法で車速を取り出す方向で検討します。

フロントブレーキディスクにマグネットを取り付けるオーソドックスな方法や、近接センサーを使用してカップリングのヨーク部を検出する方法などを考えましたが、メーターワイヤーを取り外した後の処理も考えねばならず、いずれの方法もあまりスマートではありません。

むしろ既存のメーターワイヤーをうまく利用して回転数を取得すれば最低限の加工で済みますし、見た目も大幅に変わらないのではないか?と勘案します。
メーターケーブル取り出し口の真上にはサイドカバーがあるので、そこにセンサーを収めれば見た目もスッキリしますしメーターワイヤーのフリクションロスも無いに等しいレベルです。
なにより熱に弱い電子部品をエンジンから遠ざけることが出来るのも都合が良い。

方向性が決まったら早速メーターワイヤーの加工に着手します。

ウラルのメーターワイヤーはM18 P1.5という特殊な規格であるため、汎用センサーをそのままつなぐことが出来ません。
部品箱に転がっていたKSRのメーターケーブルからM12 P1.0の止めねじと口金を拝借してウラルのメーターケーブルと組み合わせました。

現物合わせでアウターケーブルの長さを決めて口金をカシメてから、インナーケーブルの末端をセンサーの差し込み部に合わせて四角形に整形しました。

↑ センサーは部品箱に転がっていたデイトナの3線式。
ディスコン品ですが役に立つ日が来ようとは..

↓実装するとセンサーがつながっているようには見えません。

メーター側のスピードセンサー端子は2線ですが、オープンコレクタ出力の3線式センサーなら問題なく接続できます。

ちなみにデイトナのセンサーは1回転6パルスでした。

新型メーター実装その1

2017.06.03

新型メーターを弄り倒して、ハード・ソフト共にほぼ機能を把握することが出来ました。

それにより判ったのは、市販汎用品のハードウェアにウラル用のソフトを組み込んだものであること。
温度計の機能や外部スイッチの機能は、途中で配線が切断されて無効化されています、すこし勿体ないですね。

↑保護チューブの途中で切断された未使用のワイヤー

さっそく実装の方法を考えます。
メーターのピンアサインさえ判ってしまえば電気的に結合することは難しくはありません、次のポイントが焦点になります。

・メーターの取り付け方法
・スピード信号の取り出し方法
・タコ信号の取り出し方法

従来のアナログメーター(以下旧型)は凵の字型の金具をメーター裏側のスタッドにナットで締め付けそのテンションでインパネに固定されています。
新型メーターの裏にも固定用のねじ穴はあるものの、旧型のメーターとネジ位置が違うので金具の流用はできません。
金具を自作するのも面倒くさい...

そこで新型メーターに付属している化粧カバーを加工して取り付けることにしました。
新型メータは旧型メータよりも薄く、そのままインパネに取り付けると若干視線が遠くなってしまいます。
旧型メーターからゴムカバーを切断したものを拝借して15mmほど浮かせて取り付ることで改善を図りました。

インパネへの固定は新型メーター付属の化粧カバーを輪切りにしてネジ部をうまく利用。
化粧カバーの方がインパネの窪みより大きく、そのままでは干渉して取り付けできないため外周を削って薄くする必要がありました。

↑ 加工した旧型メーターのゴムカバーと新型メーターの化粧カバー
実際にはいきなり15mmアップと決まったわけではなく、いくつかのサイズを作りしっくりくるものを採用しました。

概要図↓

装着するとこんな感じ。

なかなかスマートに取り付けできたと思います。

メーターの取り付けはひとまず完了して一安心、次はスピード信号の取り出しを考えます。

メーター近代化改修計画?

2017.05.26

2017モデルに採用されている電気式スピードメーターへの換装を検討しています。
まずは現物を手に入れなくては始まらないので馴染みのショップに相談したところ、翌日には入荷するという驚きの早さで入手することが出来ました。
日本の4大メーカーより素早い対応にウラルジャパンのやる気を感じますね!

↑入手した新型メーター
2線式のホールセンサーとマグネットが付属しています。

説明書の類いは一切付いていませんが、基本はACEWELLのCA085と同じであるため電源の投入までは容易にこぎ着けました。

続いて市販汎用品のCA085とどのぐらい違いがあるのか、電気的・ソフト的な仕様を検証します。

結果、OEM品だからといって固定的なパラメータが設定されているわけではなく、汎用品と同じように設定モードをいじることが可能であることがわかりました。
タイヤ周長や点火パルスの設定も変更できるので、旧型ウラルにも取り付けることが出来そうです。

唯一残念なのは温度計の機能がスポイルされていること。
EFI警告、パーキング警告、燃料警告が汎用品と異なるのでインジケーターの配線も若干違います。

ワイヤリングダイアグラム

少し気になるのがモードボタンで切り替える機能の順番。
TRIPやODOを呼び出すまでにボタンを押す回数が多く煩わしいです。
キーオフ時の表示を記憶する機能はあるので、普段は気にならないと思いますが...

後は調べた情報を元にどのようにして実車に取り付けるか考えどころです。
特に車速信号をどうするか...。

・フロントホイールから取得する

・ドライブシャフトの回転数を取得する

・メーターギアの回転数を取得する

どの方式がスマートかつ確実に信号を取得できるか検討します!

キャブレター調整

2017.04.16

油温が上がるのを防ぐため燃調を濃くすることで良好な結果が出ていましたが、リッター10kmという燃費の悪さになってしまいました。

高回転時にラフなアクセル操作をすると咳き込むし、排気ガスもガソリン臭い。
ちょっと濃すぎるのかなぁということで、再度燃調を見直します。

まずはホースバンドを緩めてキャブレターを外します。
同調を取り直すのは面倒臭いので、ワイヤーやアイドル調整ネジには手を付けません。

キャブレター底面の4本のネジを外してMJの交換をします。
その際、燃料コックがPRIになっていると延々とガソリンが流れ出てしまうので開ける前に必ず確認。
フロート室には意外と多くのガソリンが溜まっていますから周囲の火気には十分注意が必要です。

フロート室の底には微細なゴミが若干溜まっていましたが、思ったよりもクリーンな感じです。

キャブの吸入側にブローバイガスのオイルが付くこともなくとても良好でした。

現在付いているMJは128、ストックが122であることから間をとって125で様子を見ることにしました。

とりあえずPSは2回転戻し。

しばらく試走したところ可も不可もなく普通に走ってしまいます。
CVKキャブレターの対応範囲の広さは素晴らしいのですが、効果が出ているのかいないのか今ひとつ分かり難くもあります。

ヘタに弄ると沼にハマるので、まずはこの状態でしばらく運用して燃費と油温の状態を確認したいと思います。

イグニッションキースイッチ交換

2017.03.05

ウラルは国産車と違ってキーが統一されていないため、キーリングにいくつかの鍵を束ねて運用することになります。

メインキーのほか、トランク、フューエルリッド、小物入れ、ハンドルロック等、全部付けたら相当な量です。
特にトランクとフューエルリッドは別にすると不便ですから、常時数本のキーをジャラジャラさせているわけです。

これが良くないのか走行中の振動でキースイッチが接触不良を起こし、ヘッドライトが消えてしまう現象がしばしば発生するようになってきました。
さらに症状が悪化して走行中にストールすると非常に危険ですから、キースイッチを交換することにします。

せっかくなので同じものにはせずURAL of NEW ENGLANDが販売しているEFIモデルのキースイッチにコンバージョンするキットを入手!

わかりやすい取り付けマニュアルが付属しており、しっかり処理されたハーネスは思いのほか高品質です。

電気的な特性も良く、振動による接触不良やスイッチ投入時のチャタリングもほぼ有りません。

キーシリンダーが従来のタイプより若干大きいので取り付けには本車側を若干加工する必要がありますが、さほど難しい作業ではありません。

取り付け後の質感も良好です、従来のメッキされていない真鍮のキーと亜鉛メッキのキーシリンダはおチープでしたからね。

取り付け動画

鍵の束で重くなったキーが振動することで接触不良を起こしたのが第一の原因だと推察しますが、リレーを使わずヘッドライト等の大電流をOn・Offすることで接点が焼けるのも一因のように思います。
これについてはディマー回路で解消しているので、今後新型スイッチでも接触不良が起きるのか検証が必要ですね。

まぁこれで当面は安心です。

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