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船側ブレーキ整備

2014.08.11

夏休み満喫中!
明日からしばらくツーリングに行くので軽く整備しておきます。

少し前から左のカーブで船側の車輪に横加重が掛かるとすこしゴリゴリしたような違和感があり、気になっていました。
リアブレーキペダルを踏み込むと波打つような感覚もあるし、側車輪を重点的に調べねば。

↑ まずはジャッキアップして馬を掛け側車輪を外します。
コッタピンもナットも車載のペンチとレンチで簡単に外すことが出来ました。

特にナットが緩んでいる様子はありません。

次にドラムブレーキ機構を観察。
ダストが盛大に出ていましたが、特に異常なしでした。
ブレーキダストをクリーニングして可動部をグリスアップしておきます。

ドラム側。

こちらも特に異常ない感じです。
同じくブレーキダストを掃除してベアリングの動作を確認。
グリスアップして元の状態に戻しました。

ん~ 原因は掴めませんでしたが、試走した感じではブレーキの波打つ感覚は無くなったようです。
横加重時のゴリゴリ感についてはわからず・・・

オイルフィルター交換

2014.07.26

オイル交換2回目にしてやっとオイルフィルターを交換しました。
以下、作業と覚え書きです。

エキパイとオイルが適度に冷えてから、エンジンフロントカバー下部にあるフィルターキャップを22mmのソケットで外します。

↑ 写真を撮ってキャップの状態を記録しておきました。
締め込む際に向きが重要なこともありますから・・・
(キャップに意味ありげな三角形の印が付いています)

若干オイルが滲んでいます。
たまにオイルが焼けた臭いがしたのはここから垂れたオイルがクロスパイプに当たったのかもしれません。


↑ 取り外したフィルターキャップ。
キャップの底にはだいぶスラッジが溜まっていました。
パーツクリーナーで清掃します。

外したオイルフィルターエレメントには少しだけ金属粉が付着しています。

思いのほか汚れていないので、まだまだ使えそうな感じがしますが・・・
オイル受けの底を見るとフィルターとキャップから出たスラッジは相当なものです。

エンジンケースなどから出たバリが循環したものみたい。
ドレンの磁石ではアルミ粉は回収できないですからね。

オイルフィルターを外したキャップの中はこんな感じです。

とてもシンプルな仕組みですね、どうやらフィルターキャップの向きは関係ないみたいです。

それでは新品のフィルターに交換します。

つぶれたOリングを交換。(左:使用済み 右:新品)
状態が良ければ使い回そうと考えていましたが、ひどく潰れている上にオイルの滲みもありましたから交換しておきます。

フィルターとキャップを繋ぐゴムブッシュは特に問題なさそうなので再利用しました。

新しいフィルターを挿入します。

クロスパイプが邪魔なので、フィルターキャップとフィルターの接続はケースに差し込んだ後にした方が楽ちんです。
濾紙とゴム部にはあらかじめ薄くオイルを塗ってからフィルターキャップを締め込みます。
その際、むやみに強く締め込む必要はなくオイルが漏れない程度に適当な力で締め込めばOKです。

ところで前回、バイパスバルブのないシンプルなフィルターと書きましたが、その機構はなんとフィルターキャップに組み込まれていました。

このネジの奥にチェックバルブが付いています。
迂闊に触るとバルブの作動圧力が変わる恐れがあるので弄らないのが無難でしょう。

装着後、近所の公園まで15kmほど走ってみたところ、オイルの滲みもなく良好でした。

次回はカートリッジ式のオイルフィルターが使えるコンバージョンキットを導入する時になりそうです。

オイルフィルター考察

2014.07.24

先日芝崎モータースにおじゃました際、オイルフィルターを譲ってもらいました、
オイルの交換は2回もしているのにフィルターの交換はまだだったりします。
初回のオイル交換と同時にフィルターも新しくするのが一般的なのですが・・・。

買ってきたオイルフィルターとシール類↓

交換作業は次の休日にでもすることにして、まずはロシアの怪しいフィルターを観察します。

キリル文字の並んだラベル。
いつの時代の孔版印刷機を使っているのか、掠れているし2色の版下はかなりズレています。

ラベルを剥がして現れたフィルターエレメント↓

非常にシンプルな紙フィルターです。
まぁ、スピンオンのカートリッジ式だって缶を剥けば紙フィルターな訳ですから性能を疑うわけではありませんが、目詰まりした際のバイパス機構のようなものは一切付いていません。

同時に購入したオイルシールは初めからバリだらけです。

恐るべしロシアクオリティ!

ところでラベルの怪しいキリル文字には何が書いてあるのでしょうか?
幸い少しだけキリル文字を読む事が出来るので意訳してみました。

↑ ラベルを日本語にするときっとこんな感じです。
訳が正しければ「西欧の濾紙を使用している」という売り込み文句らしきものが見て取れます、ロシアにも欧米コンプレックス的なものはあるんですかね?(アールストローム社の濾紙を使用しているみたいです)
なにげにISO 9001の認定を受けているようですが、откの印や製造日の記入が省略されているところを見ると、品質管理が守られているか怪しい感じがしますね。

生産者であるアフトアグレガト社のWebページはこちら


巻いてみたw

練習見学

2014.07.20

新たなウラル仲間が出来たとの事で、芝崎モータースの初心者講習にお邪魔してきました。
ほんと文字通り邪魔しかしなかったので、受講者には申し訳ない・・・。


なんか最近サイドカーの存在が普通になってしまい、ウラルが数台集まるという異常事態にもなれてしまいました。

たまに初心者がドキドキしながら運転している姿を見ると、初心に帰れて良いです、慢心から来るミスでいつか大きな事故を起こしかねないですから。

芝崎モータースでは南極の氷でお茶をごちそうに。

数万年前の大気の気泡を体内に取り込みました!
味は無味無臭で至って普通の氷ですが、とても貴重な体験をさせてもらいました。

貴重ついでにお店にゴビがいた!

実物を初めて見ましたがデザート迷彩もなかなか良いですね!

グリスアップ

2014.07.06

横浜プチツーから帰宅してから時間が空いたので軽く整備します。

気温の上昇のためか、はたまたせん断によって粘度が失われたのか、側車輪を駆動するユニバーサルジョイントからグリスの飛び散りが気になっていました。


↑ ジョイントのニップルからグリスを注入!

注入されたグリスがニュルニュルと隙間から出てくるのを確認し、余分なグリスを拭き取って終了。
水と熱に強いウレアグリスを使用しています、安いし。

そしてもうひと作業。
箱に入れたジャッキが走行中の振動で暴れるので、滑り止めマットを敷いてみました。

これで塗装が剥げることも無くなるではないでしょうか?

横浜プチツー2

2014.07.06

雨が上がったので少しだけ走ってきました。
R16で横浜方面に向かい、みなとみらいを抜けベイブリッジを渡るコースです。

赤レンガ倉庫や山下公園など最もヨコハマらしい景勝地を巡って大黒ふ頭に到着。

曇り空のため気温は28度ほどしかありませんが、少しでも信号や渋滞に嵌まるとみるみる油温が上昇していきます。

ギアの入りが悪くなったなぁ~と感じてくると120度位になっているみたいです。
小まめにエンジン切っているけどウラルで都市部は辛い・・。


大黒ふ頭から見るみなとみらい地区はとても近未来的です。
特に夜景なんか最高ですよ!

・・・・と、言いたいところですが、この付近は少しずつ寂れてきています。

休日だというのにこの閑散とした感じ。
もともと港湾施設ばかりで一般人が来るところでは無く、唯一の観光資源だったスカイウォーク閉鎖後はなおさら人が少なくなりました。

ベイブリッジ下の公園なんて廃墟の装いです。
横浜市民の殆どはこの惨状を知らないのだろうなぁ。

ヘッドライトポジション球のLED化

2014.06.30

ヘッドライトを除いたすべての灯火をLED化したと喜んでいましたが、1灯だけ忘れているところがありました。
ヘッドライト内のポジション球です。
H4バルブに無理やり抱きつかせたようなポジション球は4wの白熱球。

これを約0.2wのLED球に交換します。

左:純正 4w 右:白色LED 0.2w
数値的には1/20という圧倒的な低消費電力ですが、元が4wとたいしたことないので自己満足の領域です。

若干暗いし・・・。

ん~ あと交換出来そうなのはメーター内の照明でしょうか?

油温計装着

2014.06.29

夏が近づき油温が気になる今日この頃。

以前、BMW乗りが信号待ちで都度エンジンを切っているのを見て「エコ精神旺盛だなぁ~」とか思っていたのですが、ウラルに乗り初めてからアレはエンジンの加熱を防ぐために行っていたのだなぁと今更理解しました。

足下が低温やけどしそうなほど熱気ムンムンな空冷エンジンですから油温管理には気をつけたいところです。

油温計にも色々ありますが、ウラルのレトロ感を損なう恐れがあるのでなるべくならデジタルメーターは付けたくありません。

そこでオイルフィラーに差し込む方式の油温計を取り付けられないか検討しました。

まずはフィラーキャップを計測します。

↑ ノギス上23mmと計測されましたが、公差が激しいだけで実際には24mmが正解なようです。

そしてネジピッチ

↑ ピッチは1.5で間違いなし。

ウラルのフィラーキャップ(ディップゲージ)の規格は M24 x P1.5 x 235 と判明しました。
しかし、日本国内にこんな規格のオイルフィラーキャップをもつ車両はありませんし、売ってもいません。

なかば諦めかけていたところ、ドイツのRRというメーカーの温度計に適合する製品があることを突き止めました、インターネットって便利だなぁ。

さっそく個人輸入で取り寄せ5日程度で到着、勤勉なドイツ人にダンケシェン!


↑ う~ん機能美、ドイツの技術は世界一ィィィ! です。
RRの油温計はゲージを保護するオイルに浸されているのが特徴的なのですが、計測部が200mmを超える製品には入っていない様子です。(マニュアルに記載があります)

純正のディップゲージと比較。

まさにウラルのための製品みたいですね!
というか多分ウラル専用品です、あまりにもニッチな製品なので日本じゃ売られないわけだ。

ディップゲージとしても使えるように、パイプカッターを使って計測部に印をつけました。

さっそく装着してみます。
純正の板バネを使ったゲージと違って、計測部が曲がらないため少々差し込むのに難儀しますが、コツを掴めば大丈夫です。

なかなか格好いいじゃありませんか! しかも実用的。

装着後近所を5kmほど流してみましたが、油温計は86℃ぐらいを指していました。

満足満足!

オイル交換 2回目

2014.06.29

やっと雨が上がり日差しは夏の様相です。
午後からまた降るみたいだけど・・・。
っということで先週持ち越したRAMCOのオイルに交換してみました。

まずはエンジンオイル。
前回とほぼ変わらない感じです、若干の粘度低下がありますが1000km程度の頻度で交換していれば十分過ぎるかもしれません。

ドレンについた鉄粉は前回よりも少ないです。

次にギアオイル
こちらは排出したオイルにまだ透明感があり、ほとんど劣化していない感じでした、ブローバイガスが混じることも無いですからこんなものでしょうか?

↑ それでも鉄粉はそこそこ付いてますね。

結果、1リットル600円弱のバルボリンは至って普通に使えるオイルでした。


最後にファイナルギア
思うにオイル劣化の一番早い部位ではないでしょうか?
容量が100cc程度と少ないため、他のオイルより汚れやすいのは理解できますが、エンジンオイルと違って外部から混入するガスも無いのに透明感は失われ鉄粉だらけです。

↑ 1番もっさり鉄粉が付いています。
ファイナルギアについては、しばらく短いスパンでオイル交換した方が良いかもしれませんね。

次回のエンジンオイル交換はODOが3500~4000kmぐらいの頃に実施する予定です。

エンジンオイル

2014.06.22

2000kmを超えてしばらくたつので2回目のオイル交換をしようと思います。
しかしウラルに適合するような硬めなオイルは少ないですね。
エコカーブームなこともあり、ホームセンターなどで安売りしているオイルは5w-30とか比較的低い粘度がほとんどです。

適当な安いオイルがないか検索しているとRAMCOなる聞いたことがないブランドのオイルを見つけました、4Lで1680円とかなり安く1Lあたり400円強。
シェブロンが入手困難な今となっては最安オイルかもしれません。
ラージオイルパン3Lとギアボックス1Lでちょうど使い切るのも良いですね。

安いなりに品質が悪いと困りますから少し調べてみたところ大阪の櫻製油所というところが製造しているみたい。
一応日本のメーカーの様子ですから大丈夫なんじゃないかなぁ、と。
巷ではペンシルバニア産の鉱物オイルが良いといわれてますけど。

今まで使っていたバルボリンはSNでしたがRAMCOはSLなので若干グレードが落ちますが、もはやオイルのグレードってスーパーサイヤ人の強さ並みにインフレ起こしてますからほとんど違いは感じられないんじゃないかな?と考えています。

来週晴れたら交換しよう!
オイルフィルターも変えたいなぁ。

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