2014.12.21
意外と生活の足としても便利なので、夕飯の食材を買いに行くのもウラルな今日この頃。
しかし特別な変化も無いためブログの更新頻度は下がりがちです。
先日某SNSでエアクリーナーを開けた記事を見たのですが、オイルキャッチタンクを付けているにも関わらずブローバイガスが流れ込んでいる様子が報告されていました。
私のウラルも1年以上エアクリを開けていませんからちょっと心配です、さっそく確認してみることにします。
まずはエアクリBOXに接続されている、ホース類を取り外します。
↑ ブランチパイプ、2013モデルは一体成形で扱いやすいです。
左側はキャブ側のバンドも緩めて完全に取り外しますが、右側(船側)はエアクリBOX側だけ外せばOKです。
そのほかにも二次空気供給装置のホースやブローバイガスのリターンホースを外しておきます。
↑ ブランチパイプを外して露出したキャブレターを観察すると、特に汚れている様子は無く良好な状態です。
次にエアクリBOX本体を外します。
↑ 左側はセルモーターと供締めされているネジを外します。
奥まっているのでエクステンションバーと8mmのヘックスをうまく組み合わせて作業します。
↑ 右側は13mmのソケットで外します。
こちらはクラッチワイヤーのホルダーと供締めになっていますが、クラッチワイヤーの調節ネジを外す必要はありません。
エアクリBOXを固定しているボルトとナットが外せたら車体左側に引き抜きます。
その際、エアクリBOXから突き出たパイプが燃料ホースやケーブルに引っかかりやすいので注意が必要です。
無事エアクリBOXが取れました。
頑丈な鋼板で出来ているのでかなりの重量があります。
エアクリBOX上部2カ所のヘックスを外してフタを外します。
↑ ブローバイガスがフィルターに直接当たらないようにするためか、仕切り板が溶接されているなど意外と凝っていますね。
エアフィルターは上に引き抜くだけなのですが、パッキン部がかなり強引に差し込まれているため外すのに相当難儀しました。
ところで危惧していたエアクリBOXへのブローバイの流入はというと・・・
↑ たったのこの程度でした、傾けてもほとんど流動しないレベル。
オイルキャッチタンクがちゃんとお仕事しているようです。
エアクリBOXを清掃してから逆の手順で組み付けて作業終了!
ついでにオイルキャッチタンクのドレンを外してみると、中にはほんの少しだけ謎汁が溜まっていました。
キャブレターにブローバイが流れ込んで不調になるトラブルはウラルの定番トラブルの一つと言えますが、この調子なら気にしなくても良さそうですね。