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自主運用ETC

2014.08.18


サイドカーでの実績が乏しく情報の少ない自主運用ETC。
あまり多くは語りませんが、今回のツーリングでも一度もトラブル無く利用できました。

以下覚書。
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鳴門IC IN
鳴門北IC OUT IN
鳴門本線下りTG
水島IC OUT IN
早島本線下りTG
米子IC OUT
舞鶴東IC IN
丸岡IC OUT
金津IC IN
金沢東IC OUT
平湯TG
松本IC IN
大月IC OUT
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今回のツーリング以外では
横浜町田IC IN OUT
厚木IC IN OUT
平塚TG IN OUT
小田原TG IN OUT
六ツ川TG IN OUT
横須賀IC OUT IN
衣笠IC OUT
日の出IC OUT
高尾山IC OUT IN
茅ヶ崎中央TG
茅ヶ崎TG
浜松西IC OUT
伊勢IC IN
大紀本線TB
南紀田辺IC IN
泉佐野TB
南芦屋浜TB
高石TB
港北IC IN
保土ケ谷TG
新保土ヶ谷TG
狩場TG
大井本線TG
習志野本線TG
潮来IC OUT
佐原IC IN
圏央厚木IC IN
都留IC OUT
御殿場IC IN
茅ヶ崎海岸IC IN
相模原IC OUT
相模湖IC IN OUT
松本IC OUT
富山IC IN
福岡本線TG OUT IN
飛騨清見IC OUT

も実績有り。

重整備と3回目オイル交換

2014.08.17

1300kmのロングツーリングを無事に終えたウラルを労って、整備を行います。

なにせ豪雨の走行やオーバーヒートなどかなりシビアなコンディションで走らせましたからね。

まずはスタンドと馬を掛けリアと側車を浮かしてタイヤを外し、ブレーキ周りの清掃と調整、シャフトやジョイントのグリスアップを行いました。

雨で巻き上げられた泥水はエキパイやマフラーで焼き付いて落とすのが困難です、いっそのこと黒にでも塗ってしまおうかなぁ。

今回のツーリングでは油温を2回も140度まで上げてしまったので、劣化したであろうオイルも交換しておきます。
前回の交換から1500kmは走ってますから良いタイミングでしょう。

まずはエンジンオイルから。

ある程度の距離を走っているものの、短い期間であったためかまだオイルに透明感が残っていますね、鉄粉の付着はだいぶ少なくなりました。

続いてギアオイル。

オイルはほとんど劣化しておらず、新品と大差ありません。
鉄粉は前回と同等か少し多いくらい出ています。

最後にファイナルドライブ。

う~ん、ドレンを外す度に鉄粉モサモサです。
いずれファイナルドライブのギア無くなっちゃうんじゃないの?
磁石に付いた鉄粉はかなり細かい粒子になっており、ウェスで拭うとクリームのような感じになっています。
特に異音とか違和感はないのでこれで正常なのだと思いますが、何か対策を打ちたいところです。


リアタイヤがだいぶ減ってきたので、スペアタイヤとローテーションすることにしました、走行距離は約4000km。

一回も使わずにオブジェとして劣化させるのは勿体ないですからね。
このペースの減り方なら6000~7000kmは持ちそうな気がします。

唯一の不具合として本車リア側のウィンカーが不点灯なのを発見しましたが、LED球が切れたわけではなく、単に接触不良を起こしていただけでした。
板バネの接点を曲げてテンションを高めて修理完了!
いずれ同じ現象を起こす可能性が高いので、国産のソケットに変えた方が良いかもしれません。

2014夏ツー 5日目

2014.08.16


早朝4時に起床、まだ薄暗い5時半頃富山駅にほど近いホテルを出発。
予報通り日本海側は雨ですが、安房を越えて長野側に出れば止むはずです。

R41をひたすら南進します。
次第に雨が強くなりヘルメットの視界も失われていきます。

早朝だけに車が少なくかなりのペースで走っているのですが、身の危険を感じるほどの雨だったので後ろから来る速い車を数台パスさせ、ペースの遅いファミリーカーを先導にして進んでいきました。

途中、道路と並行する神通川は今にも溢れそうな勢いの濁流でした。(実際この日の午後、奥飛騨や高山で水害があった事をニュースで知ります。)

神岡でR471に入り無事平湯に到着、安房トンネルを抜けて長野県側に入ってきました。
天気図通り長野県側に入ると次第に雨が弱くなり、道の駅風穴の里で1回目の休憩。

ここまで約110kmの道のりをノンストップで走り続けました。
8時を過ぎたばかりですから時間にして2時間半ほど、シビアコンディションにも関わらずなかなか良いペースです。
この調子なら中央道の渋滞に巻き込まれずに済むかな?

20度に満たない気温と雨でエンジンが冷やされたためか油温は上がらず70度ぐらい。

下新のガソリンスタンドで給油をして、松本ICから長野自動車道、中央自動車道と進んでいきます。
天気もほぼ回復し、日本海側の大雨がウソのようです。
このまま順調に行けば午前中には自宅に帰れることをナビが示していますが、そうは問屋が卸さず長坂で事故渋滞発生。
11kmの渋滞に嵌まってしまいました。
渋滞で時間過ぎるにつれ笹子トンネル付近の自然渋滞が始まり、少しずつ伸びていることを電光掲示板が知らせています。

長坂の渋滞を抜けるとしばらく順調に走り双葉SAで最後の給油をします。
程なくして笹子トンネルの渋滞に突入、微妙な上り坂を止まったり進んだりトロトロ走るものですからみるみる油温が上昇していきます。
ついには油温140度に達し2速にするとパワーが無く前に進みません、完全なオーバーヒートです。
笹子トンネル入り口直前の非常帯に入ってエンジンが冷えるのを待つ事になりました、渋滞をゆっくり通過する自動車からの視線が痛いです。

しばらく冷えるの待っているとNEXCOの巡回パトロールカーがこちらにやってきました。

NE:どうしましたか~? 救援呼びましょうか?
私:オーバーヒートっす、冷えれば走れます。
NE:そうですか、もし走れなかったらそこに電話してくださいね~
念のため車種を教えてもらえますか?
私:IMZ ウラルです!
と、なにやら帳簿を付けてNEXCOのパトロールカーは颯爽と去っていくのでした、NEXCOの故障車統計にウラルが追加されたのかな?

油温が100度位に下がったところで再始動し、再度渋滞の車列に加わります。
笹子トンネルに入るとウソのように渋滞が解消、上り坂とトンネル入り口による無意識の速度低下が起こす自然渋滞の典型ですね。

想定外の事態で余計な時間を食ったため、小仏トンネルの渋滞が始まってしまいました。
このまま進むとまたオーバーヒートする恐れがあるため大月ICで下道に降り、禾生からK35でR412に抜けました。
今思えば須走まで行って御殿場から東名に乗ればもう少し早く帰れたかもしれません。

R412から厚木に抜けK22で15時頃自宅に到着。
ここ数日田舎の快適な下道を走り回ってましたから、都市部の渋滞と信号の多さに辟易しました。

まぁ、何にせよ無事に帰れて良かった!
本日の走行距離 349km
総走行距離 1333km (GPS計測値)
総移動距離 約1900km (フェリーや徒歩観光含む)

ほぼ毎日雨に降られましたが、運良く観光地では降られずに済みました。
最後にオーバーヒートで停車するケチがつきましたが概ね良いツーリングだったと思います。

↑ 全行程 GPSログ

2014夏ツー 4日目

2014.08.15

早朝舞鶴のホテルを出発して舞鶴東ICから福井方面に進みます。
時間がたつほど雨の確率が高くなる予報なので、初めから合羽着用で少々不愉快です。
外から雨で濡れるのも、内側から汗で濡れるのも大差なかったりして・・。

案の定、高速に乗ったとたん本格的に雨が降り出し、濡れた路面と対面通行(1車線高速)が相まって生きた心地がしませんでした。
最近開通したばかりの舞鶴若狭自動車道の小浜-敦賀間は水捌けが良く比較的快適でしたけど。
敦賀で北陸自動車道に合流し2車線になるとようやく自分のペースで走れるようになり一安心です。

鯖江・福井を通過して丸岡ICで高速を降り、海岸線を目指します。
目的地は聖地、坂井市三国町です!
あ、いや、某アニメ的なものじゃなくてウラル乗りとしての聖地であるウラルジャパンを表敬訪問するのですよ?

ナビを頼りに海岸線に近づくと、倉庫や工場が点在する閑散としたところに誘い込まれました。
ナビは目的地への到着を示しています。

え、これがウラルジャパン?

建物の入り口にウラルジャパンの文字は一つもなく(有)ミハイルカンパニーの表札と夏期休業の予定を記すお知らせが貼ってありました。
どうやら日本とロシアの物流を行うミハイルカンパニーがウラルジャパンの実態みたい。
無造作に積まれたウラルのパレットがウラルジャパンであることを主張しています。

新型のインジェクションウラルや鈴鹿の試乗会で乗ったと思われるウラルがいたりして、許可を得てじっくり見学したかったですね。
無許可で敷地をうろつくのも気が引けるので、早々に退散して海沿いに東尋坊へ向かうことにします。

やや、ウラルマラソンの旅行記で紹介されていた日露貿易振興組合の建物を発見!

路肩にウラルを停めて中を覗き込むと2人のロシア人がいました。
ウラルのものと思われる部品やタイヤも見受けられます。
「ずじぇーしー うらるじゃぱん?」と訪ねるとда!да!と頷き見覚えのある人物が出てきました、整備主任のアナトリー氏です。
以前、鈴鹿の試乗会で会った事がありますが、まぁ覚えてないですよね。

「えーた もーい うらる!」路肩のウラルを指さすとアナトリー氏は事務所から出て私のウラルを観察し、特にZRXのスイッチボックスに興味を示した様子。
日常会話が出来るほどロシア語がわかるわけではないのでそんな感じで里帰りを果たすことが出来ました。

ウラルジャパンから数キロ走って東尋坊に到着。
小学生の頃以来2度目の訪問です。

頭の中で流れる火サスのテーマ
断崖の縁に立って下を覗き込むと吸い込まれそうな気分になります。

しかし、鳥取砂丘でもそうでしたが、お盆休み真っ盛りの観光地はどこも人であふれています。
情緒が全くありませんね、特に中国語や韓国語が聞こえてくるとゲンナリします、なんであんなに声がデカいんだろ?

東尋坊を散策した後は再び北陸道で石川県へ進み、千里浜のなぎさドライブウェイにやってきました。
3年ほど前に別のバイクで来たばかりなのですがせっかくここまで来たからにはウラルでも走っておくべきでしょう。

前回来たときは満ち潮のためか車線の半分ぐらいまで波が打ち寄せており、対向車と離合するのが困難な感じでしたが今回は余裕をもって2車線分ありました。特にウラルの場合海水の耐性が心配ですから助かります。

羽咋から氷見まで能登半島を横断して本日の泊地富山に到着。
天気が悪化する予報なので予定を前倒したためまだ15時です。
ホテルのチェックイン時間よりも早く着いてしまい、富山駅周辺を散策して時間をつぶします。

富山の薬売りにちなんで「ケロリン」の風呂桶と晩飯用に駅弁と鱒の寿司を買いました。

機動力というバイク最大の利点をスポイルしたサイドカーですが、バイクじゃ風呂桶は持って帰れないですからこの辺がサイドカーのアドバンテージかな?

本日の走行距離 335km
明日は早起きしてひたすら帰宅する行程。

2014夏ツー 3日目

2014.08.14

早朝、米子のホテルから境港まで20kmほど移動して、水木しげるロードを散策します。

お馴染みの妖怪を模したオブジェがあちらこちらに見られとても楽しいです。

キャラクターを使った地域活性化の先駆けとも言える境港ですが、商店の営業時間前に訪問したものですからほぼシャッター通り状態。
観光施設や土産屋に立ち入ることが出来なかったのが残念です。

↑ トイレの看板も鬼太郎&猫娘の意匠


↑ 境港の波止場とウラルサイドカー


来た道を戻り、米子東ICから山陰道無料区間を進んでいると雨が降ってきました。
今日は曇りの予報なのにと憤慨しながら物産館ことうらに立ち寄り合羽を着用しつつしばしの休憩。

昔メグロに乗っていたというご老人に話しかけられます。
ウラルサイドカーは意外とご年配の方の興味を引くようですね。
おそらくサイドカーが普通に走り回っていた少年時代を思い起こすのではないでしょうか?

その後はR9をひた走り鳥取砂丘に到着。
途中、羽合や白兎海岸など比較的有名な観光地を通過しましたが、走りながら横目で眺めるだけにしました。

鳥取砂丘は以前から一度は来てみたかった観光地です。
いつの間にか雨は止み、むしろ照りつける日差しが苦痛な中、砂丘に踏み込んでいきました。

↑ 想像していたより少し規模が小さく感じられました。
観光客が多すぎるのも砂丘が狭く見える原因の1つかもしれません。
伊豆大島の裏砂漠の方が広大で荒涼とした感じするかな?

二十世紀梨のアイスでクールダウンし、土産物を購入してさらに東に進みます。
正直なところナビ任せでルートを選定しているので、何処を走っているのか全然判っていません。
後でGPSのログを見てどう走ったのか知る始末です。
どうやらR178・R312を通って兵庫県を通過、京都府に入って天橋立に到着。

成相寺を経由する展望台から天橋立を見下ろしますが、時期的に霞んであまり綺麗には見えませんでした。

しかしこの展望台に続く道は4kmで500mも標高を上げる猛烈な坂道です。
単純計算で平均12.5%の坂道を上り、展望台に着く頃にはオーバーヒート寸前でした。

土産を物色してから今日の宿泊地である舞鶴に向かいます。
距離的には40kmほどしか離れていないので、海沿いのワインディングを楽しみつつR178・R27と進んでいきました。

舞鶴では赤れんがパークを観光して、護衛艦を見学。

軍港の名残のある町並みを堪能しました。

↑舞鶴を母港とするあたご型ミサイル護衛艦1番艦「DDG-177 あたご」イージスシステム搭載艦です。


舞鶴港とウラルサイドカー
奥に見えるのはひうち型多用途支援艦1番艦「AMS-4301 ひうち」

本日の走行距離 302km 有料道路は走らず。

2014夏ツー 2日目

2014.08.13

東京港を出港して18時間が経過。
紀伊半島辺りの洋上で降っていた雨は上がり、無事徳島港に到着しました。

港から最も近い給油所でガソリンを満タンにして高松道鳴門ICに向かいます。

実は四国に上陸したものの、今日の目的地はまったく別の場所です。
瀬戸大橋で本州に渡り、そのまま日本海側に横断して、米子まで一気に移動します。

のっけから淡路・神戸方面に向かってしまうという大ポカをやらかし、15km20分ほどロス。
鳴門北ICでUターンして正しいルートに戻りました。


津田の松原SAで一回目の休憩をして、坂出JCTから瀬戸大橋に分岐して本州へ渡ってきました。

このあたりで最初の給油から130kmほどになり、鴻ノ池SAに立ち寄りますが、なんとガソリンスタンドがありません(2008年に営業終了した模様)
ガソリンスタンドのある次の高梁SAまでは持ちそうにないので、水島ICで降りて国道沿いのスタンドで給油するハメになりました。

それ以降は順調に進み、蒜山高原SAで夕食と給油を済ませ米子駅近くにあるビジネスホテルに無事到着。

フェリーを14時過ぎに降りた後、インターを間違えたりガソリンスタンドに立ち寄ったり予想以上に時間を使ったため、本日はただ移動するだけの行程になってしまいました。

本日の走行距離 294km 唯一雨に降られない日でした。

2014夏ツー 1日目

2014.08.12

夏期休暇ということで、4泊5日の長距離ツーリングに行ってきました。

初日はフェリーに乗るだけのリエゾン区間です。
15時頃自宅を出発して有明のフェリーターミナルに向かいます。
初っぱなから雨が降り、合羽着用で気分は沈みます。

二国、環八から羽田を経由して海底トンネルを抜け有明埠頭に到着しました。
オーシャン東九フェリーで徳島に向かいます。

サイドカーは一番最後の乗船です。
雨の中しばらく待ちぼうけ・・・。

自動車やバイクとは少し離れた場所に停めさせられました。
トレーラー留置場所の一画です。

車輌デッキは比較的空いていて、まだまだ乗せられそうな感じでした。

ところが2等船室は山小屋のような密度で雑魚寝状態。
結構苦痛です。
船首甲板で夜景を眺めて時間をつぶしますが海の夜風は寒く、浦賀水道に入る頃には船室に戻りました。

台風一過の直後にもかかわらず、ほとんど揺れること無く航行して
明日の昼過ぎに徳島へ到着の予定!

船側ブレーキ整備

2014.08.11

夏休み満喫中!
明日からしばらくツーリングに行くので軽く整備しておきます。

少し前から左のカーブで船側の車輪に横加重が掛かるとすこしゴリゴリしたような違和感があり、気になっていました。
リアブレーキペダルを踏み込むと波打つような感覚もあるし、側車輪を重点的に調べねば。

↑ まずはジャッキアップして馬を掛け側車輪を外します。
コッタピンもナットも車載のペンチとレンチで簡単に外すことが出来ました。

特にナットが緩んでいる様子はありません。

次にドラムブレーキ機構を観察。
ダストが盛大に出ていましたが、特に異常なしでした。
ブレーキダストをクリーニングして可動部をグリスアップしておきます。

ドラム側。

こちらも特に異常ない感じです。
同じくブレーキダストを掃除してベアリングの動作を確認。
グリスアップして元の状態に戻しました。

ん~ 原因は掴めませんでしたが、試走した感じではブレーキの波打つ感覚は無くなったようです。
横加重時のゴリゴリ感についてはわからず・・・

オイルフィルター交換

2014.07.26

オイル交換2回目にしてやっとオイルフィルターを交換しました。
以下、作業と覚え書きです。

エキパイとオイルが適度に冷えてから、エンジンフロントカバー下部にあるフィルターキャップを22mmのソケットで外します。

↑ 写真を撮ってキャップの状態を記録しておきました。
締め込む際に向きが重要なこともありますから・・・
(キャップに意味ありげな三角形の印が付いています)

若干オイルが滲んでいます。
たまにオイルが焼けた臭いがしたのはここから垂れたオイルがクロスパイプに当たったのかもしれません。


↑ 取り外したフィルターキャップ。
キャップの底にはだいぶスラッジが溜まっていました。
パーツクリーナーで清掃します。

外したオイルフィルターエレメントには少しだけ金属粉が付着しています。

思いのほか汚れていないので、まだまだ使えそうな感じがしますが・・・
オイル受けの底を見るとフィルターとキャップから出たスラッジは相当なものです。

エンジンケースなどから出たバリが循環したものみたい。
ドレンの磁石ではアルミ粉は回収できないですからね。

オイルフィルターを外したキャップの中はこんな感じです。

とてもシンプルな仕組みですね、どうやらフィルターキャップの向きは関係ないみたいです。

それでは新品のフィルターに交換します。

つぶれたOリングを交換。(左:使用済み 右:新品)
状態が良ければ使い回そうと考えていましたが、ひどく潰れている上にオイルの滲みもありましたから交換しておきます。

フィルターとキャップを繋ぐゴムブッシュは特に問題なさそうなので再利用しました。

新しいフィルターを挿入します。

クロスパイプが邪魔なので、フィルターキャップとフィルターの接続はケースに差し込んだ後にした方が楽ちんです。
濾紙とゴム部にはあらかじめ薄くオイルを塗ってからフィルターキャップを締め込みます。
その際、むやみに強く締め込む必要はなくオイルが漏れない程度に適当な力で締め込めばOKです。

ところで前回、バイパスバルブのないシンプルなフィルターと書きましたが、その機構はなんとフィルターキャップに組み込まれていました。

このネジの奥にチェックバルブが付いています。
迂闊に触るとバルブの作動圧力が変わる恐れがあるので弄らないのが無難でしょう。

装着後、近所の公園まで15kmほど走ってみたところ、オイルの滲みもなく良好でした。

次回はカートリッジ式のオイルフィルターが使えるコンバージョンキットを導入する時になりそうです。

オイルフィルター考察

2014.07.24

先日芝崎モータースにおじゃました際、オイルフィルターを譲ってもらいました、
オイルの交換は2回もしているのにフィルターの交換はまだだったりします。
初回のオイル交換と同時にフィルターも新しくするのが一般的なのですが・・・。

買ってきたオイルフィルターとシール類↓

交換作業は次の休日にでもすることにして、まずはロシアの怪しいフィルターを観察します。

キリル文字の並んだラベル。
いつの時代の孔版印刷機を使っているのか、掠れているし2色の版下はかなりズレています。

ラベルを剥がして現れたフィルターエレメント↓

非常にシンプルな紙フィルターです。
まぁ、スピンオンのカートリッジ式だって缶を剥けば紙フィルターな訳ですから性能を疑うわけではありませんが、目詰まりした際のバイパス機構のようなものは一切付いていません。

同時に購入したオイルシールは初めからバリだらけです。

恐るべしロシアクオリティ!

ところでラベルの怪しいキリル文字には何が書いてあるのでしょうか?
幸い少しだけキリル文字を読む事が出来るので意訳してみました。

↑ ラベルを日本語にするときっとこんな感じです。
訳が正しければ「西欧の濾紙を使用している」という売り込み文句らしきものが見て取れます、ロシアにも欧米コンプレックス的なものはあるんですかね?(アールストローム社の濾紙を使用しているみたいです)
なにげにISO 9001の認定を受けているようですが、откの印や製造日の記入が省略されているところを見ると、品質管理が守られているか怪しい感じがしますね。

生産者であるアフトアグレガト社のWebページはこちら


巻いてみたw

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