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オーバーフローホース交換

2023.06.18

何気なく各部を観察していると、燃料タンクのオーバーフローホースが割れているのに気付きました。

おそらくロシア製なのだと推測しますが純正で使用されているホースは割れやすいように思います、特にこの部位はエアクリーナボックスがあるためにタイトなカーブになっていますからさもありなん。

↑ 取り外したホース。
ここが割れるとオーバーフローした燃料が熱々のエンジンに掛かり火ダルマになる恐れもありますから危険ですね。

↑ 国産ホースにサクッと交換。
ロシア産ホースが割れやすいのは確かですが、すでに10年目になりますからたとえ国産だったとしても要交換だったでしょう。

ホース類は使えている限りはあまり気にもしない地味なパーツですが、トラブルを起こす前に定期的に交換したいですね。

シリコンガスケット製作

2023.05.27

先日図面を作ったエンジンヘッドカバーガスケットをシリコンゴムシートから切り出してみました。

最近入手したNewアイテムレーザー加工機でカットしてみます

半導体レーザーとしては中堅出力の10w機で、3㎜ぐらいのシナベニヤやMDFなら1パスで抜ける能力があるのですが、シリコンゴムは加工が難しいようです。

レーザーを照射すると大量の粉塵が発生してその粉塵がレーザーを遮るためかなかなか綺麗に切断できません。
しかしゴムを燃やしたときの異臭がほとんどしないのはシリコンゴムの利点ですね。

↑ それらしい形には切り出せましたが、もう少しレーザーの照射パワーや速度を検討する余地がありそうです...

↑さっそく取り付けて実用たりえるか実験します。
よくわからないのでとりあえず5Nmぐらいで軽く締結して様子を見ながら増し締めする方向でw


近所を20㎞ほど走った後確認したところ溶けたり漏れたりすることはなく問題はありませんでしたが長期間の使用でどうなるか見ものですね。

サイレントブロックその後2

2023.04.08

ウレタンゴムで作ったサイレントブロックに交換してから1年ほど経過したので確認してみます。

フロント側

硬度ショアA90のほぼプラスチックのようなゴムを低圧縮で圧入した側です。
今のところ全く変形しておらず取り付け当時と変わりはありません。

リア側

硬度ショアA70のやや柔らかいゴムを多少圧縮して圧入した側です。
圧縮により軸方向にはみ出したゴムがショックアブソーバのブラケットに当たって跡が付いていますがこちらも変形は無く良好です。

心配している加水分解も1年ぐらいでは起きない様子。

感覚的で根拠は無いのですが、ショアA70をもう少し短く作り直したものがマストな気がします。
1年程度では変化は見られないのでもう少し様子見ですね。

ギアオイル交換

2023.03.04

最近エンジンブレーキで減速する際、ギアボックスからミューンとギアなりがする音が気になりました。

んでとりあえずギアオイルを交換。

↑ 銘柄は定番TRANSMAX 80w-90をチョイス。

比較的固いオイルなので漏斗をキックペダルに挟んで固定しゆっくり流し込みます。

結果、多少音が小さくなった気がしますがあんまり変わらずミューン♪って鳴ってますw

いまさら気づいたw

2023.02.28

国産のシートガスケットを使ってヘッドガスケットの自作が出来ないか図面を作っていた時に気づいちゃったんですよ...

↑ ヘッドガスケットに向きあるじゃん!
いやぁ今までずっと対称形状で向きはないと思い込んでいたんですよね、やや角がある辺が下側になるのが正解のようです。

いや、マジで気づかんかったw

そういや社外品のシリコンガスケットはどうだっけな?

↑ こちらもちゃんと向きがありました...

まぁ間違えても実質的な問題は起きないのですけど、今更気付くとはウラル奥が深い(いやお前が浅いんだよw)。

ステム調整

2023.01.29

ドメイン切れにより1カ月ほど消滅しておりましたw

さてさて、近ごろ峠道などにある減速帯を走るとステムにカタ付きがあるような感覚がしてきました。
購入以来一度もいじってない場所ですから確認してみることに...
とはいえ三叉を外してチェックするとなると相当大がかりになるので今回はお手軽に緩みの確認と締め上げだけにします、これだけの作業ならハンドルなどを一切外すことなく簡単に作業できます。

2013年式のウラルは機械式フリクションのステアリングダンパーが付いているのでまずはそれを外します、左に回して緩めるだけですから画像は無し(撮り忘れた)。

ステアリングダンパーを外すとステムトップナットが見えます。
(パーツリストではこれがSteering stem nutとされています)
折り曲げ座金で固定されているのでそれをタガネなどで戻してから車載工具で緩めます。

↑ 緩めて上方に移動するだけでOK。というか指で回せるくらいゆるゆるでしたw

ダッシュボードを少し浮かす必要があるのでフロントフォークのトップキャップを外します、パーツリストでは「Tightening nut」と呼ばれているネジです。

↑ 車載工具がピッタリはまるので楽に外せます、勢い余って工具をタンクなどに当てないように養生しておいた方が良いでしょう。

うぁ、フォークの中はサビサビだw

ペネトン吹いてごまかします。

ダッシュボードを少し上側にずらして...

車載工具を差し込みステムナット(パーツリストではBearing nut)を締め上げます。
締めすぎても緩すぎても良くないので微妙な感覚が必要です、ウラルに限った話ではありませんが調整を繰り返していると何が正解か判らなくなってきますw

ほどほどに調整したら逆の手順で組み直すだけ。


↑ 本来折り曲げ座金は使い捨ての交換パーツですが予備が無いので再利用しました。


座金に付いた跡から元より15度くらい締め上げたようです。

作業後試走した限りではステムのカタつきは感じられませんでしたが峠道でハードな走りをしたときどうなるかまだ判りません。

本来は購入から10年ほど経つのでステムベアリングのチェックとグリスアップなどをした方が良いのですが、正直メンドクセ。

ロシア料理ツー

2022.12.14

以前から気になっていたロシア料理店、横須賀は野比にある「火の鳥」に行ってきました。

店の前の県道を走ることは何度もありましたが、いつもスルーしてたんですよね...

1階部分が駐車場になっており店舗は2階です、入口のステンドグラスなどの装飾も良い雰囲気!
テーブルから見える金田湾の眺めも最高じゃないですか。

ところで「火の鳥」という店名はなんとなく中華っぽい感じがしますがロシアでは有名なバレエの演目から来ているようです、科学忍法が頭によぎったとは言えませんw

そんなことを考えているうちに料理が運ばれてきました。

↑ ペリメニ 所謂ロシアの水餃子、スメタナで頂きます。

ピロシキ・ボルシチ↓

どの料理も出来立てで口の中をやけどするぐらい熱々です。

いやぁ、こんなに良い店ならもっと早く来るべきでした、値段も比較的リーズナブルで居心地もよく大満足です。

まだ食べていないメニューも多いので是非また来たいですね!
中央アジアの麺類「ラグマン」なんかもあります。

胃袋は満足したので三浦半島を相模湾側に横断して長者ヶ崎→鎌倉→江ノ島と軽く海沿いの景色を楽しみながら帰宅しました。

100kmぐらいのプチツーですが混雑した場所を走るので意外と三浦方面は疲れますw

フロントカバー分解(ならず)

2022.11.03

異音はするものの、動作フィーリングに全く変化はなかったので600km以上そのまま乗っていましたが、ようやく部材が揃ったので作業が出来ます。

自分のウラルはオイルクーラーが付けてあるのでそれを外すのが少々面倒です

そういや2015年にオイルクーラーを取り付けて以来、外すの初めてだなw

ところが...
点火タイミングを取るセンサー類とシールカラーを外したところで
作業強制終了!

↑ フロントカバーを固定する皿キャップが固着して外れませんw
工具の方が負ける始末です、ペネトンも効きません。

4mmHEXのビットを2本も折ってしまいました。
8年前に新型フロントカバー取り付け記事の中で予言していた皿キャップの懸念が現実になるとは...

エキストラクタで外すことは難しくないのですが、戻すための部材が無いためこれ以上の作業を中断せざるを得ませんでした。

シールカラーの紙ガスケットとカムシャフトのオイルシールを交換して元の状態に戻します。

部材(ネジ)を揃えてやりなおしかぁ
...と、思ったら直ってる!!

どうやらカムシャフトのオイルシール劣化が異音の原因だったみたいです、オイルシールから抜けた内圧がタイミングセンサーのカバーを叩きチリチリ鳴っていたと。
たしかに指の力だけで抜けるぐらい嵌め合いが緩くなっておりゴムが硬化して変形しています。

結果論ですがそもそもフロントカバー開ける必要無かったのね...


意図せず異音解消ですw
しかし来たるべきエンジンO/Hのためにフロントカバーのネジどうにかしないとなぁ。

ガスケット製作

2022.10.30

フロントカバーを開ける前に閉じる準備をしないといけません。
何を言っているか意味不明ですが、開けたからには元に戻す必要がありそのための消耗品を準備しておかないと開けられないということですw

んで、フロントカバーを開けるためには以下の消耗品が必要です。
・フロントカバーガスケット
・シールカラーガスケット
・カムシャフト軸のオイルシール

カムシャフト軸のオイルシールはモノタロウあたりで国産品を調達すれば良いのですが、フロントカバーやシールカラーのガスケットは機種専用品になりますからディーラーを通してメーカーに注文するしかありません。
しかしこのご時世、リードタイムが不明すぎて純正品がいつ来るのか判りませんから今回は自分でガスケットを切り出すことにしました。

↑未使用のガスケットを複製するのが一番ですがそれがないから自作するわけで、フロントカバーのフットプリントをスキャニングしてデータを作りました。

国産0.3mmのガスケットシートに作ったデータを印刷。

ポンチで先に穴を開けてから切り出すと破くリスクを減らせます。

0.3mm程度のガスケットシートであれば、カッターナイフよりハサミで切り出した方が綺麗に仕上がります。

↑ 完成! シールカラーのガスケットも同じように作りました。

カムシャフトのオイルシールは国産品(NOK)をチョイス。
パーツリストでは16x30x8のシングルリップが指定されていますが、実際に装着されているのは同サイズのダブルリップです。
なぜパーツリストと異なるのか判りませんが、場所的にはダストが入る可能性は低く、シングルリップで問題ない気がします。
↓ 調達したオイルシール

左からシングルリップ16x30x7・ダブルリップ16x30x7・台湾製ダブルリップ16x30x8(装着されていたのと同じ物)
国産品(NOK)は厚みが1mm薄いですが装着に問題はありません。

さぁこれでフロントカバーを開ける準備が出来たぞ!

謎の異音

2022.10.16

エンジンが暖まるとチリチリと周期的な異音が聞こえる事に気づきました。
購入以来ほぼノートラブル?なマイウラルですが、ここに来て重大トラブル発生か!?

軽いアルミの部品を叩くような音なのですが、他のノイズが激しいため何処で鳴っているのか特定が難しい...
人間の耳だと曖昧なのでレコーダーを使って距離と音の大きさを論理的に調べたところ、どうやらフロントカバーの内部機構からする音と特定できました。

聴診器をフロントカバーのオルタネータ、カムシャフト、クランクシャフトの位置に当て聞いてみるとカムシャフトの軸で発生している可能性が高そうです。

とはいえベアリングやギヤの破損で生じるような音は聞こえず、何が鳴っているのかさっぱりわかりません、面倒ですが一度フロントカバーを開けて目視確認しなきゃですねぇ。

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