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大陸に行っちゃう?

2019.06.23

先日ウラルジャパンからとても気になる企画が発表されました。


日本に住んでいる以上、外国を旅するには海を渡らねばなりませんから、自分の車両で外国を走るのはとても敷居が高いのです。
このような企画に乗っかれば比較的気軽に夢を叶えることが出来るはず!

ウラジオストクには10年ほど前に訪問したことがあり、当時はAPECに向けた再開発の最中でしたが、それらが終わって垢抜けたであろう街並みをぜひ再訪してみたいところです。

とはいえ相当の休日が必要になりますから一大決心が必要です。
このような好機は逃すと次が無い可能性もありますから、意を決して申し込みすることにしました。

ドラレコ搭載2

2019.05.08

ドラレコ搭載の続き。

仮止めの段階で近所を走ってみたところ、点火プラグのノイズが乗り画面が乱れる現象が発生しています。

これではまずいので対策を考えることにしました。

まずはどの程度のノイズが発生しているのか確認します。
ウラルの付近にある電子回路にどのような影響があるのかオシロスコープで視覚化してみました。

極めて短いパルスではありますがP-Pで2vを越えるようなノイズが観測できました。
繊細な回路なら影響が起きてもおかしくありません。
と、いうかドラレコの画像はめっちゃ乱れてますし...
ハッキリ言ってノーマル状態のウラルはノイズの塊でありEMC的に迷惑ですw

ウラルのNGK製プラグキャップには5kΩのレジスタが内蔵されていますがこれだけではノイズ削減効果は弱い様子。
標準のノンレジスタープラグ「BP7HS」からレジスタープラグ「BPR7HS」に変えてみます。
2013年式のウラルはフルトラ点火ですからレジスタープラグを使っても特に問題ないはず...。

結果、ノイズは激減!オシロに観測されるノイズはほぼ無くなりドラレコ動画の乱れもウソのように発生しなくなりました。
レジスタープラグ効果覿面です!
始動性や走行性能が変わったようにも感じられません。

ドラレコに記録された動画↓

アクションカメラほどのブレ補正が無いこと、ビットレートが若干低く画質が今ひとつなところなど多少の不満はありますが、信号の色は確認できますしドラレコとしての証拠能力は十分でしょう。

あとは製品の耐久性に期待するばかりです。

ドラレコ搭載1

2019.05.03

最近あおり運転が世間の話題になり、ドライブレコーダーの画像がニュースで流れることも多くなりました。

当方新しもの好きなので、自動車には10年以上前からドラレコを搭載していますが、そろそろウラルにも付けてみようかなぁ、と。

購入したのは「AKY-868G」防水の前後CCDカメラとGPSアンテナ、非防水の本体で構成されたモデルです。
Amazonでは4つ星とそこそこの評価であり、少しググればブログなどで装着の記事を多く見ることが出来ます。

ドラレコ自体は電源を供給してカメラを適当な位置にセットすればあとは勝手に動作しますから、装着のポイントは何処にカメラや本体を設置するかに集約されます。

本体が非防水であるため、雨などで濡れることのない船の中へ設置することは自動的に決まりました。
幸い船のヒューズボックスは以前改造してありバッ直とACC連動の2系統にわけてあります。

問題はカメラを取り付ける場所。
大柄なサイドカーは何処にでも付けられるだろうと考えていたのですが、画角に余計なものが映り込まずそれでいて目立たない場所というのはあまり多くはありませんでした。

結果前後とも船の下側に設置することに。
前: バンパ-の下あたり

後: トランクの下あたり

GPS: サイドカーフレームの上

いずれも整備に影響しないようにネオジム磁石によって張り付いているだけです。
必要に応じて取り外したり移動したり出来るようにしてあります。
ほぼ全体がテッチンなウラルならではの取り付け方法ですね!

ケーブルの引き込みは船に気前よく10mmの穴を3つ開けました。

それぞれの配線を船の中に引き込むとケーブルがだいぶ余ります。

比較的大型のサイドカーでこのザマですから、小型の単車に搭載する人たちはどのように余ったケーブルを処理しているのか気になるところです。

とりあえずぐるぐる巻いて、船のパネルに磁石で貼り付けておきました。

いずれどうにかしたいです...

ウラルの法的立場?

2019.04.27

鳥のSNSでウラルの高速道路上での法定最高速度は80km/hなのではないかという議論を目にしました。



そもそもウラルで80km/hを超える速度で巡航するのは苦痛でしかないので大した影響はないのですけどね、「運輸省における道路運送車両法上の取り扱いの変更は、道路交通法の解釈に変更を及ぼすものではない」というのがポイントみたい。いまは国土交通省ですけど。

法的な解釈は専門家でないので迂闊な事は言えませんが、三輪自動車として普通自動車免許で乗るのなら最高速度も三輪自動車と同じく80km/hと考えるのが妥当だろうということらしい。

と、なるとCTなど1輪駆動のモデルは100km/h、ギアアップなど2輪駆動のモデルは80km/hが高速道路の法定速度という奇妙な状態になってしまうのか?


ウラルを国内で販売するに当たり、輸入代理店やショップが並々ならぬ努力をして権利を勝ち取り今日があることは間違いありません。
その片鱗は政府の公開情報から垣間見ることが出来ます。
内閣府が公開している「OTO 市場開放問題苦情処理体制」にある
二輪自動車の基本構造を有する三輪自動車の分類の法令による明確化
これは輸入車の検査項目に関する緩和を訴える苦情。
ウラルには不要(計測不能)な検査項目をどうにかしてくれという内容。

ロシア製二輪駆動側車付二輪自動車の適用区分の明確化」 H12.7.11
ウラルは三輪の普通自動車なのか側車付きの自動二輪車なのか明確にせよという苦情。
これに応答して警察庁は H12.8.18「三輪の自動車の道路交通法上の取扱いについて」という通達を出しています。
またこれと同時に「三輪の自動車の道路交通法上の取扱いに関する判別方法等について」と題する非公開の事務連絡が発行されており「デフギアの構造」「ウラルスポーツマントリフ」の写真「トライク」の写真と添付資料を3つ使って通達の内容をより詳しく解説しています。
それを要約すると、
・「自動車検査証では道路交通法上の取り扱いの判別は出来ない」

・「側車側シャフトを切り離した場合に後輪が駆動しなくなる構造のギアを有している自動車は、側車を部分を外すと運転することが出来なくなるため道路交通法上は普通自動車として取り扱われる」

・「前輪と後輪が一直線上になく、大きくオフセットしている自動車は側車部分を外すと直進できないため道路交通法上では普通自動車として取り扱われる」

というのが判別方法とのこと。

・・・う~ん、お察し。
この件に深入りするとパートタイム二駆モデルは高速法定100km/hを得られる代わりに、大切な何かを失うことになりそうな予感。

D608 その後 2300km

2019.04.13

D608に交換して2300km経過しました。
現在の後輪の状態はこんな感じです。

画像だと今ひとつ伝わりませんが、ウェアインジケータ部の残り3mmぐらいです。

そろそろスペアタイヤとローテーションしても良いかな~?という頃合いになってきました。
前輪と側車輪についてはまだまだ余裕があります。


ところで、いまさら恐ろしいことに気づいてしまったのですが...

事の顛末は側車輪がスローパンクしたところから始まります。
スローパンクの性質から当初はバルブ回りの不具合かと思っていたのですが、フタを開けてみれば(タイヤを外してみれば)トレッド面にわりかし判りやすい穴が空いておりました。

とりあえずパッチを当てて補修。

パンクの原因はチューブにシワがよっていたため摩擦でゴムが削れ穴が空いたものと推測。
画像でもシワがよっていたと思わしき痕が確認できます。

タイヤやチューブの交換なんて12~19インチまで数十本の経験がありますからこんな凡ミスをするとは到底思えません。

んで、タイヤサイズを変えたにも関わらず、チューブを流用したことに原因があるのではないかと考えました。

調べると4.00-19のタイヤと90/100-19のタイヤではチューブサイズが違うことが判明!
他の車輪も同様の状態になっている可能性が高くすみやかにチューブを交換したほうが良さそうです。

ダンロップでいうと...
4.00-19   → 3.25:4.10*110/80*100/90-19 TR4 135267
90/100-19 → 3.00 90/100 90/90-19 TR4 134455
となります。

東京モーターサイクルショウ2019

2019.03.24

一昨年から連続して参加している東京モーターサイクルショウに行ってきました、もちろん目当てはウラルブースです。


昨年と同じく4コマの枠を確保しており、二駆のギアアップ、一駆のCTの他、アジアンラリーに参加した車両が展示されています。

来客の反応も上々で本車に跨がり船に乗っては皆ニコニコしています。

気になるのは2019モデルの変更点。
見えるところだけですがじっくり観察してきました。

デザインが変更されたヘッドカバー

オイル滲みやスタッドの舐めに対策して4点留めになったものと考えられます。
個人的にはヘッドのカバーの形状は車両の特徴を決める大きな要素ですから大幅には変えて欲しくありませんでした。
正直ドニエプルみたいですw

日本製スロットルボデー

2014~2018モデルのインジェクションはアメリカ製と言われていますがついに日本製(KEIHIN)になりました。
従来は決められたマップに従ってただ燃料を吹くだけのものでしたが、ついにセンサー情報をフィードバックするタイプになりました。
ISC(アイドリングスピードコントロール)も付いてエンストしにくいインジェクションシステムになっています。
(いまどき原付でもやってることですけどね。)

共通化されたハブ

アダプタとディスクを付け替えることですべての車輪に対してスペアタイヤが使えます。
一手間掛けなくてはいけないぶん、全輪ドラムのモデルに比べると面倒くさくはありますが、前輪のトラブルに打つ手が無い2007~2013モデルからしてみれば羨ましい限りです。

その他、シリンダーやピストンなど見えないところも大幅に改善されているようです。

ウラルジャパンのブラド社長に伺ったところ、「今までとは別物!」という感想みたい。
機会があったら乗ってみたいですね。

側車の電装改修

2019.03.16

ウラルの側車に標準搭載されているヘラソケット。
日本ではシガーソケットが一般的なため、使う機会はほとんどありません。
ヘラ→シガーの変換ケーブルを噛ますのもスマートじゃ無いですしね...

と、いうことで購入以来5年以上使ったことのないヘラソケットは撤去して、USB電源やシガーソケットなどが使えるように改良する計画を実行しました。

まずは加工しやすいベニヤ板を使って型を作ります。

ある程度実車で採寸しておおよその型を作り、あとは現物合わせで調整しました。

完成した型。これを実測して図面化すれば量産も可能です!

スイッチやソケットなどの電装部品も実装して、船の構造物と干渉する部分がないか確認しておきます。

型を元にt1.6の鋼板から切りだし、電装を取り付ける穴をホールソーなどで開けました。

金鋸、ディスクグラインダー、金工鑢をフル活用して数時間掛かったので当面やりたくないですw

並行して電装の配線も済ませておきます。

塗装してトリムを取り付けたら完成です!

さっそく船に取り付けてみます。
懸念していた足下の窮屈さもほとんど気にならず、なかなか良い感じになりました。

空いたスペースに時計や温度計などを付けるのも良さそうです。
可能性に夢膨らみますね!

ドライビングポジション

2019.03.09

ウラルの走行動画を見ていると、やたらオーバーアクションで体重移動しているドライバーが気になりました。

頑張ってる感は出ているのですが、実際のところ本車側ドライバーの体重移動がどれほどの効果を持つのか調べてみる事に...

まずはどうやって計測するか。
これは側車輪に掛かる重量を計測すれば体重移動による変化が観察できそうです。
しかし、側車に掛かるであろう200kg程度を計測できる秤がありません。
最初は体重計を流用しようと考えましたが、ホールド機能とかオートオフ機能が邪魔で連続した重量変化を計測するのには使えないのです。

結局、新しく200kgまで量れる台秤を購入。
滅多に使わない計器をまた増やしてしまいましたw

計測の際、秤と同じ厚みの板を本車前後輪に噛まして平地と同じ条件で計測できるようにします。

側車輪に秤をセットしてカメラで重量変化を記録!

こんな結果となりました。

標準状態 118.5kg (ドライバー重量 67kg)

側車側
・肩入れ  127.1kg (+8.6kg 12.8%)

・尻ずらし 134.3kg (+15.8kg 23.5%)

本車側
・肩入れ   110.2kg (-8.3kg 12.3%)

・尻ずらし  104.2kg (-14.3kg 21.3%)

括弧内パーセント表示はドライバー重量比なので自分の体重を掛ければどの程度加重を掛けられるかわかります。

結果としましては、70kg程度の体重では大きくアクションしたところで側車加重を1割強変化するにとどまり、120kgを簡単に持ち上げる遠心力に対しては微々たる効果となりました。

実際の走行においては色々な力のベクトルが働き、停止時と重心位置が大きく異なるでしょうからあくまでも参考まで。

体重移動を過信すると限界を超えたときに痛い目を見そうです。

オマケ
究極形態「側車飛び乗り」145.0kg (+26.5kg 39.5%)

実際問題ピンチのとき咄嗟に側車に飛び乗るのはムリだけどw

検証動画

ガルル ステフェス

2019.02.23

ネタ不足でマンスリー更新すら怪しくなってきた今日この頃。
以前なら新鮮だった出来事も日常になると感動しなくなってしまうのです...。

さて、オフロード雑誌の雄「ガルル」がついに廃刊となりました。
何度か掲載された事がありますから残念です。
しかも最終刊にはウラルの年越し宗谷アタックの記事が載っていたのが感慨深い。

と、いうことで、ガルル最後のイベントとなる「ステフェス」にウラルで行ってきました。

場所は相模原のツアラーテック店舗。
自宅からたいした距離ではありませんが、慢性的に渋滞するR16を通るため、1時間半ほどかけて到着。

店舗の駐車場には大型アドベンチャーが多く最近のトレンドを表す中、ウラルで進入すると注目を浴びます。

店舗内でガルル編集部の方にサインとステッカーを頂戴して記念品とします。

駐車場に戻るとウラルの回りに数人集まっており、興味深そうに見ていたのでトノカバーを外して座ってもらうなどして布教活動を行いました。

会場を後にして宮ヶ瀬湖へ移動。
ちょうど昼時なのでラーメンを啜り、厚木を経由して帰宅したのでした。

そういえば宮ヶ瀬湖の湖畔の道路で公道を走るNIKENを初めて見た!
同じ3輪ですからシンパを感じますね、NIKEN側はそう思っていないでしょうけどw

2019 走り初め

2019.01.03

今年の走り初めは茅ヶ崎のサザンビーチへ!

箱根駅伝の道路規制で若干混んでいましたが、1時間半程度で到着。

伊豆半島や富士山が見えて清々しい天気です。
気温も暖かく過ごしやすい。

浜辺でお湯を沸かし、コーヒーでも飲むかと思いきや

「懐中汁粉」を啜りますw

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