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分割日本一周東日本編3

2020.09.27

15日目、青森まで。
悪天候で欠航のため青森便で函館に渡ったため、復路を大間便にして本州に戻ってきた、日本一周とあれば突端は外せない。
おかげで下北半島を3度も行ったり来たりすることになるが、交通の流れは良いので距離の割には楽ちん、自宅周辺の渋滞道路のほうがなんぼか苦痛だ。

↑ 大間崎
昼食にマグロ丼を食した後、むつ→野辺地→浅虫と沿岸を走って青森泊。

16日目、能代まで。
青森市街から陸奥湾岸を走り龍飛崎へ。
途中、青函トンネル入口広場に立ち寄る。

↑ 龍飛崎シーサイドパーク付近

竜泊ラインを走り道の駅こどまりで昼食、出発しようとしたところ駐車場を出た途端にクラッチワイヤーが切れるトラブル発生。

出発前の目視点検では特に問題なかったので一気にブチッと切れた様子、最近クラッチワイヤーが伸びてるなぁという感覚はあったため応急修理用のタイコを持っていて助かった。
ノークラッチシフトを心がけ百数十キロ走り能代の温泉宿に到着。

17日目、秋田まで。
行きつけのバイク屋に新しいクラッチワイヤーを次の宿に送ってもらい修理することに。
応急タイコのままでは不安なので60kmほどしか離れていない秋田までの移動とし、ワイヤーの受け取りのため余裕を持って3泊する。
台風も通過することだし一休みするのも良いだろう、GoToのおかげで3泊しても1万円しないのは助かる。

↑ 八郎潟付近、道の駅ことおか 土笛の里

18日目、秋田市内観光。
秋田に着いた当日にクラッチワイヤーを受け取ることが出来、その日のうちに修理を終えたので残りの2日を持てあますことに。
この日は台風で雨も降っていたのでバスに乗ってイオンモールへ行き映画を見てのんびりと過ごす。

↑ 秋田駅、思いのほか発展してた

19日目、男鹿半島ツーリング。
クラッチワイヤーをいたわるためパスしてしまった男鹿半島を少し戻って走ることに。
道の駅で地元高校生によるなまはげの演舞を見たり、ゴジラ岩に立ち寄る。
少ない交通量と適度なワインディングで楽しめた。

↑ ゴジラ岩

20日目、新潟へ。
新潟観光に時間を割きたかったため数度の給油と休憩以外はほとんどノンストップで日本海沿岸のR7を走り新潟まで。

↑ 道の駅鳥海。 山形県は一気に走り抜けてしまった。
新潟では万代橋周辺や朱鷺メッセを観光、佐渡への渡航が頭をよぎるも思いとどまった。

21日目、松本へ。
何処までを東日本とするのか旅の終わりを決めずに出発したのだけど、地学的にフォッサマグナの西端が良いだろう。
柏崎→上越と日本海沿いにR8を走って糸魚川に到着、旅の終着点とする。

↑ 糸魚川 ヒスイ海岸
ここから一気に自宅まで帰れないこともないが、旅の余韻に浸るため松本を最終宿泊地にする。

22日目、自宅へ。
3週間の間で季節が随分と進んだのか朝の松本は肌寒く12度くらい、雨の降る知床峠(15℃)より寒かった。

↑ 諏訪湖
松本より先は勝手知ったるいつもの道、次第に混雑するようになり東北の快走路が恋しくなる。
甲斐大和、相模湖で休憩し無事に自宅へ到着。
総走行距離4700㎞ピッタリ、クラッチワイヤー以外まったくトラブルはなく走りきることができた。
まぁ、ワイヤー類は消耗品なので不問でしょう。

分割日本一周東日本編2

2020.09.27

7日目、苫小牧まで。
函館観光は帰路にすることにして先に進むことに。
洞爺湖、昭和新山を観光して室蘭経由で苫小牧へ、途中ずっと雨に降られてましたが観光地ではタイミング良く止んでくれた。

↑ 昭和新山

8日目、帯広まで。
朝一番で「ミール展示館」を見学。
その後苫小牧を出発し、日高→襟裳岬と沿岸を走り帯広へ。
襟裳岬では日高昆布ソフトを食す。

↑ ミール展示館

9日目、根室まで。
釧路→厚岸と沿岸を走り特に観光もせず一気に根室まで。
もちろん目指すは納沙布岬。

↑ 納沙布岬、北方領土がうっすら見えた

10日目、網走まで。
標津→羅臼と沿岸を走り網走へ。
ほぼ1日中雨に降られ知床峠は真っ白、50m先が見えない...
この天気ならヒグマに遭遇せずに済みそうだw
網走に入るころようやく雨が上がり、網走監獄、流氷博物館などを観光、夕飯にザンギを食す。

↑ 網走監獄

11日目、稚内まで。
ひたすらオホーツク沿岸を北上、ナビの案内も120km先右折とか。
60km道路を70kmで走っていてもバンバン抜かされる、正直なところウラルの動力性能で北海道は辛いw
宗谷岬に到達後、貝殻の道などを走りつつ稚内観光をする。
道中の大半が雨だったがここでも観光地では止む、日頃の行いはさほど良くないのにね。

↑ 宗谷岬

日本本土四極踏破達成!

稚内市役所に赴き踏破証明書に日付と名前を入れてもらいました。
ウラルで下道オンリー四極踏破は他に例があるのかな?
※下道=長距離フェリーと高速道路を使わない経路

12日目、札幌まで。
ノシャップ岬に立ち寄り日本海沿岸を留萌→札幌へ。
特に観光するところも無いのでひたすら走る。
出発から2500kmぐらい走っているため、ウラル北海道に立ち寄りオイルとリアタイヤの交換、軽メンテなど。

↑ URAL・RoyalEnfield北海道Nabajo

13日目、小樽まで。
札幌から30kmばかり移動して小樽観光に1日当てる。
運河や博物館、天狗山などを観光しとても満足。

↑ 地獄坂

14日目、函館まで。
R5沿いに倶知安→長万部を経由して函館に戻る。
道南の日本海側を走り残したが函館観光を優先、ホテルにバイクを止めて路面電車とロープウェイで函館山へ。
休日な事もあり多くの人で溢れかなり密だった。

↑ 函館の夜景、コレ見なきゃね!

分割日本一周東日本編1

2020.09.27

GoToで宿代が安く済みそうなので、このチャンスを逃すものかと3週間ほど掛けて東日本の沿岸を一周してきました。

毎日がとても濃く充実したツーリングでしたがとても書き切れないのでダイジェストで。

↑ 全行程のGPSログ

初日、自宅から久里浜まで走り東京湾フェリーで金谷へ

須崎・野島崎・犬吠埼などの灯台を巡り鹿島神宮を参拝して大洗泊、千葉県の沿岸の長さに辟易気味。

2日目、宮城県の多賀城まで。
途中、原発被災地域の帰宅困難エリアを通り終末感に驚く。

3日目、岩手県の宮古まで。
いまだに復興作業が続きダンプが多い、津波の到達位置を示す看板を見ると助かる気がしない...
リアス式海岸を通る国道は高低差とキツいカーブが多く割とテクニカル。

↑ 奇跡の一本松

4日目、青森県のむつまで。
浄土ヶ浜を観光、久慈で海鮮など喰らいつつ八戸を通過し三沢航空科学館に立ち寄る、車が少なくペースがあがる

↑ 三沢航空科学博物館の一式双発高等練習機

5日目、天候が悪いためむつに連泊。
ウラルはホテルに止めたままバスで恐山を観光し、買いだめた土産類を自宅に送るなどする。

6日目、早朝、フェリー会社から大間→函館便が欠航するとの知らせ有り、青森→函館便に予約し直し青森まで戻るハメに。
青函連絡船を観光、アスパムで八幡馬の置物を買う。

↑ 青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸
函館市内泊、悪天候のためロープウェイ欠航につき夜景は見られず。

サビ対策

2020.08.15

先日のこと。
強烈な夕立に遭遇し、駐車していただけにも関わらずフネの中にだいぶ浸水してしまいました。

一体何処から進入するんでしょうね?

まぁ、入ってしまったものは仕方ないのでドレンのゴム栓を外して排水。
しかしフネの前部にはドレン穴が無く吸水スポンジでチマチマ排水することになります。

鉄板の継ぎ目にサビが目立ってきましたね...
七年経過している割には状態良い方だと思いますが

スポンジで排水するのは煩わしいので、ドレン穴を追加することにします。

いまさらフネに穴を開けることに躊躇はありません、ドリルをぐいぐい突き立てますw


開けた穴には盲栓をハメておきます、頭の低い製品が見つからず少しでっぱりぎみですが、ゴムマットの下なので問題ないでしょう。

ついでにサビの目立つフロアを防錆塗装することにしました。

新聞紙で適当にマスキングして...

安っすいシャシブラックを吹きます。

ノックスドールとかチッピング塗料とかも考えましたが、後々の補修を考えると、普通のシャシブラックが無難かな?と。


ムラなど気にせず厚めにスプレーしたら完成です。
1日ほど乾燥させてからマットとシートを組み込みました。

ノイズ対策

2020.07.24

シリンダーヘッド温度計の検証中、たまに指針がゼロを差し暫くすると何ごとも無かったように復帰することがあります。

どうやらまだノイズを拾って誤動作している様子です。

プログラムでノイズと計測のタイミングが被りにくいようにしてありましたが、確率の問題ですからね...

と、いうことでノイズの元凶であろう点火コードにノイズシールドを施しました。

編組線で覆ってアースに落としただけですが
これってホッ○ワイヤーじゃね?w

さらに点火コードからなるべくセンサーのケーブルを離すように配線し直しました。

いまのところ良好です^^

シリンダーヘッド温度計(急)

2020.06.28

前回少々問題あるもののと書きましたが、その問題とはEMCノイズによる誤動作です。

エンジンを稼働してしばらくすると、アトランダムなタイミングでメーター表示が0を指す事態が発生しました。

正確にゼロを指すということは、サーボの制御は正しく行われているということですから、マイコン自体は正常と判断し熱電対センサーに問題が起きていると推測。
熱電対にどれほどのノイズが載っているかオシロで調べてみました。

極めて瞬間的ではあるにせよ4vP-Pくらいの電圧が観測できました。
熱電対はマイクロボルト単位の起電力をアンプで増幅して計測する仕組みなのでノイズには弱いようです。
センサーがサンプリングするタイミングとノイズのタイミングが重なるとアンプが一時的にサチるのではないかと?

ノイズ対策のコンデンサー追加とサンプリングレートを1秒毎から10秒毎に変更することでノイズとバッティングする確率を下げるようにプログラムを変更しました。

↑ こんなこともあろうかと、プログラムの書き換えと計測値を常時シリアル出力する機能が仕込んであります^^

見栄え重視でプラグコードに熱電対の配線を沿わせたのも原因のひとつかも。

もし改善が図れない場合に備えて白金測温抵抗体バージョンも作り直しております。

安定運用が確立したらレシピを公開しますね

シリンダーヘッド温度計(破)

2020.06.28

シリンダーヘッド温度計、やや難あれど一応完成しました、以下開発記。

2つの白金測温抵抗体ブレークアウト基板をブレッドボード上でマイコン(Arduino)と接続して上手く制御できるか実験。

目処が立ったので実際の回路に組み込んだところ、1つのボードからデータが取れないというトラブル発生、どうやらブレッドボード用のピンヘッダを抜くときに熱破壊させちゃったみたい。
熱破壊したボードを再度取り寄せようと思ったら、在庫が切れて国内では入手不能じゃないですか...

これを機に測温抵抗体から熱電対を使った回路に設計を変更し、プラグホール用熱電対とそのアンプを中国から輸入しました。
ひと月ぐらい時間を無駄にしちゃったぜい。

熱電対基板を実験の図↓

今度は壊すことなく実体化できまいた^^;

並行してメーター表示部も作っていきます。

動作の確認が出来たら目盛りと指針をそれっぽい感じに..

照明も組み込んでありますよ!

センサー部と表示部をケースに組み込み一応形になりました。

早速実車に搭載しましょう!
センサーを噛まして点火プラグを取り付け、センサーケーブルは目立たないようにプラグケーブルに這わせました。

メーター本体はココ。
あまりインパネ回りをごちゃごちゃさせたくないので、右側のタンク下あたりにとりつけました。

普通に走行していると揚げ物がカラッと揚がりそうな170℃程度になるようです。

ウィンカーステー短縮化

2020.05.03

本車前側のウィンカーステーがたまに曲がっていることがあります。

乗り始めて以来7年、まったくぶつけていないことを自負しているので外的な要因である事は明白です。
おそらく興味本位で近づいた人がウィンカーにひっかかるのではないかと?
実際整備中など自分もひっかかる事ありますしw

あまり何度も負荷が掛かると、ステーの溶接部がポッキリいってしまう可能性があるため、短縮化をすることにしました。

ウラルのウィンカーステーは両端にネジを切った中空パイプという単純なものです。
ネジを切ってカットするだけで余計な出費無く短縮できそう。

↑ ねじピッチを測るとM12 P1.75という一般的な規格で手持ちのダイスでなんとかなりそう。
ロシアはメトリック準拠で助かります。


ウィンカーユニットは極めて合理的に作られており、固定するためのネジと電球のホルダが一体になった構造です。

↑ 配線も板バネのテンションで固定しているだけ。
脱着は楽ですが、電気伝導性に不安がありますね...

まぁ、それはおいといて作業開始。

ダイスを掛けるにはパイプの径が若干太いのでヤスリを使って適当に減径します。

あとはダイスをグリグリ掛けます。

正直M12のダイスなんて手作業でやるものではありません。
手にマメが出来ますw

サンダーにカット砥石を付けて3~4cm切断。

なかなか良い感じになったのではないでしょうか?
これぐらいの長さならば周囲を雑に歩いてもウィンカーにぶつかることはまずありません。

リアは元々短めのステーが使われているのでそのままで良いかな?

バッテリー交換

2020.04.25

グリップヒーターのコントローラに内蔵された電圧計の表示値がだいぶ下がってきました。
バッテリーの電圧を直接測ると12v以上有り特に問題なさそうに見えるのですが、ヘッドライトを点灯すると途端に10v程度まで落ち込んでしまいます。

じつはウラルを購入して以来、7年間一度もバッテリーを交換していなかったので寿命なのでしょう、むしろ良く持ったと感心します。
保安灯火類をほとんどLEDに変えたり、自作のディマーユニットでヘッドライトの電力を制御していたのが良かったのかもしれませんね!

と、いうことで初バッテリー交換です。
バイク用品店などでウラルに適合する20Lサイズのバッテリーを買うと目玉が飛び出る値段がしますから、そこはネットで安価なものをチョイスします。
とはいってもあまり安すぎる粗悪品だと安物買いの銭失いになりかねないので、実績と定評のある台湾ユアサ製をチョイスしました。

↑ 台湾ユアサ YTX20L-BS 1万円ぐらい、補充電中。

ウラルのバッテリー交換は少々面倒です、それでも昔のモデルよりは幾分楽になったようですが...

まずはシートを固定するベースプレートを外します。

シート自体を外さなくてもベースプレートごと外せますが、ベースプレートにはリレーやイグナイタユニットが共締めされていますので注意します。
しかしこんなところにヘックスネジが使われておりまともな工具が入れられず作業効率が悪い!


↑ ベースプレートを外すとバッテリーにアクセスできます。
昨年のロシアライド時に被った泥がこんなところまで入り込んでいます。

バッテリー固定金具と端子を外してスターターモーターとエアクリーナーの隙間から横に抜き取りました。

真上に抜く方が楽そうに見えますが、サイドカーフレームと接続する補強フレームの固定ナットが邪魔なので外す手間を考えたら横から抜く方が楽なのです。
どちらにせよバッテリーを少々持ち上げる必要があるのでベースプレートの取り外しは必須ですけど。
年式によっては部品や配置の違いからこの方法ではムリかもしれません。(2013年キャブ最終モデル)

新しいバッテリーを組み込み、固定金具と端子を取り付けてベースプレートを戻せば交換完了です。


しかし、タダでは終わらないのがウラルの面白いところ!

マイナス配線をバッテリーに取り付けていたところ、ボディアースのカシメ部が回っていることに気づきました...

↑ すっぽ~ん!圧着不良です。
被覆を剥いたときに芯線もいくらか切断されているようです、7年目にして発覚するロシアクオリティ。
良く今まで無事に走れたなw


↑ 圧着工具でカシメなおしました。
ちなみにプラス側配線は適切な工具で正しく圧着されていました。

シリンダーヘッド温度計(序)

2020.03.27

最近トラブルもなくネタがありません。
月刊から季刊「にぱにま~ゆ」になってしまいそうですw

と、いうことで困ったときの電装補強!
しばらく電子工作ネタで参ります...

お題はシリンダーヘッド温度計(以下CHT)。
海外では航空機用のCHTを流用したものが売られていたりしますが、華氏表示だったり微妙にサイズが大きかったりあまり使い勝手が良くなさそうです、KOSOなどのデジタルメーターは200℃程度までしか計れないし、なんといってもウラルにはアナログメーターだろう!と。

そこで「ぼくが考えたせかいいちつおいCHT」を作ってみたいと思います。

満たしたいスペックは
・外径50mmのサイズに収める
・アナログ指針
・250度位まで計れるようにする
・夜間でも安心

指針の駆動はマイクロサーボを使用し、arduinoなどのマイコンで制御、測温センサーは白金測温抵抗体(PT100)を使用、ケースや指針などの構造体は3Dプリンターで作ることとします。

ザックリとしたイメージはこんな感じです↑

果たしてうまくいくのか? 乞う御期待!

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