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東京モーターサイクルショー

2024.03.22

今年も招待券を頂いたので東京モーターサイクルショーに行ってきました。

我らがウラルブースはアドベンチャーを意識したダイナミックな展示方法で年々見栄えが良くなってますね!

この他アジアクロスカントリーラリーに出場したモデルと試乗が出来るモデルの計3台が展示されていました。
7-8年前、1区画のブースでやっていた頃がすでに懐かしいです。

↑ダブルピースで調子に乗るおじさん。

以下2フロアに渡る広大な会場を歩き回って見つけたサイドカー達

↑ ロイヤルエンフィールドブースのサイドカー
ウラルと同様にクラシックスタイルのバイクを扱う同社ですがサイドカーは販売しておらず参考展示。

↓ サクマエンジニアリングのサイドカー展示

ウラルの日本法人が出来る前はウラルと言えばサクマ!なサイドカー界の重鎮ですね、毎年趣向を凝らした車両を持ち込みパッと見の外見ではわからないところに手が込んでいたりします。

他にも警視庁ブースに白バイサイドカーが展示されていたようですが、前を通ったにも関わらず気付かず。
無意識に警察を忌避しているようですw

そんな感じでビックサイトの会場をクタクタになるほど歩き回りました、後でスマホの万歩計みたら1万5千歩ぐらい歩いたみたいです。

ところで、現行のウラルは近代化のコストアップとドル高の影響も加わり乗り出しで400万円近い価格です、利便性などを自動車と比較するとよっぽど拘りがない限り手が出ない車両になってしまったのですが、相変わらず変わってない部分もあります。


↑ レンズカバー等のネジが未だにマイナスネジ!
旧ソ諸国の工業製品はマイナスネジが多く使われており、水がたまらず錆びにくいとか適当な工具で締緩出来る等のメリット?を高級車となった今も引き継いでおります。
そしてよく見るとсделано в россии。
カザフ製になってもロシアの部品は使われている様子です、完全な脱露は難しいか...

クラッチ板考察

2024.02.26

昨年の夏、10年目にしてクラッチ板のスプラインが舐めて初ドナドナとなったわけですが、遅かれ早かれ誰の車両でも起きうるウラルのウィークポイントでもあります、ぶっちゃけ3万キロ程度でスプラインが削れて走行不能になるのは不具合以外のなにものでもありませんがね...。
以前はドライブシャフトのスプラインが数千キロで舐める不具合があったのですがそれについては対策されたのでクラッチの方も同じようにどうにかして欲しいところです。

では現状どうにかして長持ちするように出来ないのか!
クラッチ板のスプラインはギアボックス側のシャフトも削るのですが、その削れ方が興味深い。

スプラインは段のついた削れ方になるのが一般的ですが、弓のような弧を描いた削れ方になっています、おそらくクラッチを切ったり繋いだりする際に並行に移動しているのではなく味噌すり運動をしているのではないかと考えられます。
クラッチ板のスプラインが薄く自由に動いてしまうからではないかと、そしてこれが摩耗を加速するわけです。

んじゃスプラインの当たり面が広い単板式にしたら良いんじゃね?

↑アリエクなどで販売されている中華単板クラッチ。
スプライン部は厚くダンパーも付いてなんだか良さげです。(そもそも中華製品のクオリティに疑問はあるけどw)

ただ残念ながらこのクラッチ板は試してみた先人がいて現行のウラルには取り付けられないことがわかっています。

↑赤丸で示す部分の盛り上がりにクラッチダンパーのバネ部分が当たってしまうのです。

しかしこれは部品をひとつ作ることによって回避できそうな気がします。

標準のクラッチ板2枚+インターミディエイト板を合わせた厚さは16mm、対して中華単板は14mmの厚さみたいです。(先人の実測値)
2mmの差がありますからその分オフセット出来るはず...

つまり図のように2㎜内側にオフセットしたスラスト板を作ればダンパーがギアボックスに当たる問題を回避できバネの張力も標準同等に出来るのではないかと?

単板にしたことでクラッチ滑りの問題は起きないかとか実際にやってみないと判らないことだらけですが理論的には出来そうなのでぜひやってみたいですね。

初走り!

2024.01.03

新年あけましておめでとうございます。
早いものでウラル歴11年目に突入です、とはいえ所有する5台のバイクの中では一番新しいのですがw

今年は以前からやってみたかった事にチャレンジします。

お題は「箱根駅伝で見切れる」です。

自宅から近く中継所のある対向2車線の場所と言うことで遊行寺付近に場所を決め、昨年のタイムを参考に到達時刻を割り出しました。

距離と速度(タイム)から位置は比較的正確に割り出せるのですが、カメラスイッチのタイミングやCMなど不確定要素が多く有り、実際の放映で見切れるかは運の領域です。

んで結果は...


I made it !   やったぜ!

家に帰って録画をチェックすると微妙なものを含めて3カットほど写り込んでいました、これで自分のウラルも全国区だ!

その足で江ノ島に立ち寄り...

戸塚の相州春日神社で初詣してから帰宅したのでした。

箱根駅伝うんぬんは初詣のオマケですよ、ホント。

タイヤ交換

2023.12.16

フロント&リアのタイヤを同時に交換しました。

ウラル歴の半分以上、純正指定のDURO HF-308 4.00-19ではなくダンロップ D608F 90/100-19を使用しています。
理由は単純に安価でリードタイムが極めて短い日本の製品である事です。
フロント用タイヤをリアや側車輪に使うためメーカーの意図しない使い方になってしまいますが、そこは実際に数万キロ使用した実績があるので今さら不安はありません。

しかし!昨今の円安や材料費高騰を受けてD608の値段はHF-308に迫る勢いで、5000円台で買えたものが8000円台になる始末。
価格での優位性は失われ、「今日頼めば明日来る」納期の確実性ぐらいしかメリットがありません。

リム径が18インチだったら選択肢がずっと増えるのですけどね、なんやかんや言っても結局D608を注文するわけですが..w

ウラルのリムはエアを抜けば勝手にビードが落ちるくらい緩いので他に所有するバイクと比べると比較的簡単にタイヤ交換出来ます、特にD608は4プライですから6プライのHF-308と比べても遙かに簡単です。

↑リムからタイヤを抜くのはマンパワーでも出来るほど。


前輪

後輪

いくら問題なくフロント用タイヤが使えているといっても200kPaを下回ると耐荷重性能が許容を下回る可能性があるので、空気圧の管理はしっかりしています。

ブランチパイププロテクター公開

2023.11.12

以前作成したブランチパイププロテクタのデータをThingiverseで公開しました。

需要はあまりなさそうですがブランチパイプの摩耗に悩んでいるウラル乗りは是非作ってみて下さいね!

ここからダウンロードできます。

第三回ウラドニミーティング

2023.10.28

東京都はあきる野市にある「ウラルビレッジ」で開催された「第三回ウラドニミーティング」に参加してきました。

幸い自宅から60kmほどと近いのですが、行程の大部分が慢性的に渋滞する国道16号を走るので時間にすると2時間強の道のりです。
まぁ、中部地方とかから自走で来る人に比べればどうと言うことはありません。


↑ まるで大衆車なのではないかと勘違いしそうなほどウラルがいっぱい!

さらにレアなドニエプルも4台集まりました↓

集まったウラルやドニエプルはどれひとつ同じものは無く、オーナーにより独自のカスタマイズがされています、それは機能的な改善であったり、見た目を格好良くするものであったり様々です。

そんなオーナー達とウラル談義で盛り上がりながら肉を焼きつつ一夜を過ごしたのでした、それはもう時間が過ぎるのが早いこと!

いつも楽しい場を提供して下さるウラルビレッジの村長さんに感謝です。
また次回も楽しみにしてますね!

原因判明

2023.09.09

ギアボックスが壊れたとか適当なことをぬかしておりましたが、フタを開けてみればド定番、「クラッチスプラインの摩耗」でした。

↑クラッチライニングはとてもキレイですね

↓エンジン側プレートはやや残っているもののギア側プレートはほぼツルツル(これはエンジン側)

クラッチのスプラインが減ると加減速時にショックが出ると聞いていたけれど、そんな変化は微塵も感じませんでした。
もしかするとこのときのミューン音がそうだったのかもしれませんね。

まぁギアボックス分解に至らず安価に早く対処できて良かった良かった。

初ドナドナ(積車)

2023.08.26

近所の公園から帰ろうと走り出したところ、数回目のギアチェンジでギアが入らず動力喪失。

幸いまだ公園内だったので惰性で駐車場に戻ることができ、付近の交通に迷惑を掛けること無く安全に停車できました。

症状としてはシフトペダルは各ポジションに動くものの、クラッチを繋ぐとガガガと音を立て動力が伝わらない状態。
ギア抜けした時の感覚と言えば近いかな?

おそらくドグ(ドッグクラッチ)の噛み込みがうまくいっていないのではないかと推測、シフトフォーク回りの機構がイカレたのかも。

無理に動かすと損傷を深める可能性があるので早々に走行を諦めレッカーを手配したのでした。
しかし保険会社の積載サービスではサイドカーを運べる積車がなかなか見つかりません。

結局3時間ほど待つことになりますが公園内なのでトイレも有りウラルからスマホの充電も出来るためさほど苦痛ではありませんでした。
混雑する道路で発症してたら胃がキリキリしてましたよ、きっと。

10年目にして初積車!
無事バイク屋へ送られて行きましたが人は乗れないので最寄りの駅まで歩いて行きます(4km)。

最近は積車の位置情報などもスマホで確認できるのでいつ来るかわからない不安感はまったくありません。
むしろスマホ前提のシステムなので家に置き忘れてたら大変だったろうなぁ。

ギアボックスなら自分で開けてみるのも面白かったかもしれませんね、ネタ不足なこのブログ的にもw

ステンレススポークその後(仕様公開)

2023.08.20


ステンレススポーク化してから早2年が経過しました。
一般道だけではなく高速道路、フラットダート、雨天など様々な環境を走り数千キロは優に超えていますから十分な検証が出来たと思います。

結果、スポークの頭が飛んだり折れたりする不具合は無く特に問題無さそうなので自身の備忘録を兼ねて仕様を記します。

とはいえ車輪の主要部品であるスポークは命に関わる重要な部品です、DIYのお約束としてこの記事を参考にするのは
自己責任
で、お願いいたします。

スポークの入手


ウラルで使用されているスポークは4.5mmと太く規格で言うと7G(7ゲージ)です。
この太さのスポークを個人注文出来る国内メーカーを見つけることは出来なかったため、中国のAliexpressを利用しました、いくつかのスポークメーカーの中からJQORG Official Storeに長さ指定で注文。
費用は1輪あたり6,000円強、スペアを含む4輪で25,000円程度です。
(2021年当時の価格)

スポークの加工サイズ


プレスハブのよほど古いモデルでない限りウラルのスポークは長短2種類です。
2013年までのフロントディスク・リアドラムのモデルは長1組・短2組(スペアは短1組)それ以降の全輪ディスクのモデルはスペアも含め全て長です。

  • 長 L=178mm
  • 短 L=137mm

  • スペアを含め全ての車輪をステンレス化する場合必要な本数は次の通り。
    ・全ドラムモデル  短160本
    ・前ディスク後ドラムモデル  長40本 短120本
    ・全ディスクモデル  長160本

    下図のとおりに加工します。(クリックで等倍PDF)

    スポークの曲げ角は多少ズレても問題ありません、誤差を吸収できるのがスポークホイールの良いところです。

    ニップルについて


    スポークに付属している中華ニップルはウラル純正のものよりネジ部の外径が若干細く、リム穴とニップルの間に隙間が出来ます。
    2年間使用した限り強度的な問題はありませんが、気になる場合はウラル純正のニップルと組み合わせた方が良いかもしれません。(※理論的には組めるはずですが未検証です)

    注意点


    ウラルのリムを別途調達する場合、ドラム用リムとディスク用リムではスポーク穴の角度が違うので間違えると物理的に組めません。
    前ディスク後ドラムモデルで全輪バラして組み直す場合なども1輪ずつ組み立てるなどリムを混同しないように注意して下さい。

    ちょっとアートに?

    2023.07.14

    ご近所にちょっとアートな場所を見つけました。
    レンガ風の壁にストリートアート風なボクサー?が描かれています。

    スマホのアプリでちょこっとフィルターを掛ければ...
    そこはかとなく漂うインスタ感w
    もう少し画角とかこだわった方が良かったかな?

    これだけ見ればアメリカのダウンタウンで撮ったようにも見えますね、実際には工務店の壁なのですけど。

    よく見るとレンガ風の模様も全てペイントです、施工した会社の事例集がありましたのでビフォーアフターを見ると面白いですよ!
    https://artman-koubou.com/works/detail/?id=17

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