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サイドカーダッシュボード

2021.08.24

友人に預けた試作品が問題なく使えているようなのでサイドカーダッシュボードの型紙データを公開します。

等倍で印刷して利用下さい。
用紙がA2サイズと巨大なのでポスター印刷機能等を使用して分割出力するのが良いかと。

URAL_DB190307.pdf 111kB PDF形式

素材は3mm厚ぐらいの軟鋼板を想定しています(規格品3.2mm)、ホームセンターの資材コーナーで買えば700円ぐらいのサイズで3枚ぐらい切り出せるのではないかな?
5mm厚程度の木板を使うのも味があるかもしれませんね。

足下の圧迫感を感じず、邪魔にならないサイズを検討した結果7cm幅ぐらいに設定しましたが、図面の「フレームにより貫通する機器を取り付けられないエリア」には裏側に貫通する機器を取り付けられませんのでご注意を!
薄いゴムシートやスポンジシートを貼って傷が付かないようにすると良いでしょう。

下縁部には念のためモールを着けておきましょう、もしものとき搭乗者の足がスッパリ切れちゃうとイヤですからね。

また、ネジ部下の「しっぽ」は無くても問題ありません、素材の無駄も減らせますし切り出す手間も減るので切り飛ばしてしまって良いと思います。

DIYのお約束として自己責任でご利用下さい、このデータを使って作成した成果物を商売に使っちゃダメよん。

最後に他の車両での適合性を検証頂いた同士に感謝を!

ハブベアリング交換

2021.08.22

ステンレススポークを組み上げホイールの振れ取りをしていると、リアホイールのハブベアリングの1つがおかしいことに気づきました。

まぁこんな事もあろうかと予備部品は常に用意してあります!

↑ 5年近く出番が無く箱はボロボロですが...。

不具合のあるベアリングを取り外し様子を見てみます、オイルシールを外すと...

↑ 保持器の一部が転げ出てきました、コレが原因なのでしょうか?

さらに保持器を外して内輪・外輪・転動体に分割します。

↑ 内輪のレースにフレーキングが発生しており、汚れたグリースに混じって金属粉がポロポロと出てきました。

↑ 外輪のレースにも損傷が発生しています...

↓ 8個ある転動体のうち1つがボロボロです。

フレーキングが発生した位置はレースのセンターではなく片側に寄っていることから、スラスト方向の強いストレスから発生したと推測されます。
サイドカーは車体が傾かないためモロに横方向の荷重がかかるからさもありなん。
おそらくフレーキング発生→金属粉がレースに詰まる→転動体にムリな力が掛かる→保持器破損といった流れでしょう。

ベアリング自体は世界最大手スウェーデンのSKF製ですから品質に問題があったとは思えません。

NTN製のベアリングに交換しましたが今後も同様の症状が発生しないか要注意経過観察です、短期間で再発するようならアクスルシャフトの締結力不足やディスタンスカラーの変形などが考えられそうです。

おまけ。


破損したベアリングではありませんが、ハブとベアリングの嵌めあいが甘く、外輪が空回りしています。
この辺りの精度の低さも影響してるかもしれませんね。

プロジェクトS 施工 !

2021.08.15

Aliexpressで注文していたスポークがシンガポールから届きました。

ウラルで使用されているスポークは4.5mmの太さで規格で言うと7G(7ゲージ)です、独自規格でないのは幸いですが国内で4.5mmのぶっといスポークを手軽に買えるところが無く、結局個人輸入することになりました。

純ステンレススポークは錆びない利点はあるものの、靱性が低く強い衝撃でポッキリ折れてしまう事があります。
最近はスポーク用に調質されたステンレスであることが多いのですが、輸入したこの製品はSUS304とだけ書いてありスポーク用の素材を使っているのか不明でした。
そこで磁石を近づけてみると僅かに磁性があることを確認!
一応、スポーク用に調質された素材を使っているのではないかなぁと。

ニップルはアルミリムとの相性を考え真鍮合金をチョイス。
電食を起こさないためかどうやらそれがステンレススポークのセオリーみたい。

次にネック角の加工をします。
専用工具にセットしては曲げるだけの単純作業ですが、最初の調整には気を遣いました。
既存のスポークと同じ値に設定しても弾力で戻ってしまうため僅かに強めな角度を設定する必要があります、かといって強すぎると二度と元には戻りませんのでその塩梅が難しい。
うまく設定できればその後の作業は虚無ですがw


スポークの準備が出来たのでさっそく既存のスポークと組み替えます。
ほとんどのニップルとスポークは固着していて取り外すのに大変苦労しました、数本はスポークを切断して取り外す始末。

↑とりあえず1本だけ交換してみた様子、長さ・ネック角は丁度良い感じ。

真鍮ニップルも純正よりも小型かつ六角頭ではないのでチューブへの攻撃性も低そうな感じがします。

しかしながら純正より径が1mmほど小さいので強度が少し心配です、リム穴にも隙間出来ちゃいますね...
まぁ固定するのに問題はありませんが。

2013年式ウラルの場合、ディスクブレーキの前輪とドラムブレーキの後輪(側車輪)はスポークの長さが異なり長短2種必要です。

↑ ディスクブレーキのホイールには長いスポーク
↓ ドラムブレーキのホイールには短いスポーク

なお、ディスクブレーキ用のリムとドラムブレーキ用のリムはスポーク穴の角度が違うので組み替えることは出来ません。

その点、現行の全ディスクブレーキモデルはリムもスポークも全て同サイズなので合理的ですね、ニップルも六角頭ではなく丸形のヘックス穴が標準でついているみたいです。

↓ 古いモデルのニップルは加工精度がかなり低い

とりあえずステンレススポークの実用性を検証するために、側車輪とスペアには手を付けずにしばらく運用します。
何かあったときに走行不能になるとイヤですからね...

↑ 劇的ビフォーアフター。
ステンレススポークの輝きを眺めているだけで満足ですw

100kmくらいまではスポークの初期伸びを気にしつつ近所で試験走行をするつもり。

プロジェクトS 始動?

2021.07.27

さすがに8年も経つと色々な部品がやれてきます。
塗装下の錆などもチラホラ発生し、サビを剥がしてレタッチでごまかしますw

ファッションの基本は足下からと言われる?ように、最も車両を見窄らしく見せてしまうのはスポークのサビです。
スポークがピカピカなのとサビサビなのでは、印象が大きく異なります。
なるべく美観を損ねないよう頻繁に清掃しているつもりではありましたが、長期ツーリングなどでは手入れをする間もなく一気に劣化が進むことがあり、一昨年のロシアライドと昨年の東日本一周では海沿いをひたすら走った事も関係したのか、いつの間にかサビサビになってしまいました。

...とりあえず、いつスポークが折れても対応できるよう、販売店で予備を買ってきました。

入手したピカピカなスポークを眺めているとムラムラ湧いてくる1つの案。

「ステンスポークにすればいつまでもこの輝きが失われないのではないかしらん?」

気がつくと手元にある特殊工具!

スポークのサイズを測ったりして...

後のためにデータ化。

スポークホイールを組むこと自体は何度も経験がありさほど懸念はありませんが、ステンレススポークは鋼鉄製スポークにくらべ靱性に乏しく衝撃で折れるイメージがあるので、ホイールの負荷が高いサイドカーに使用して大丈夫なものか心配です。
実際、海外でもウラル用ステンスポークキットとか見たことありませんし...。

その辺の検証も含め、いつまでも美しく輝くStainless Spokeを目指すのが「プロジェクトS」です。
乞う御期待!

ギアオイル交換と試走

2021.06.12

昨年の東日本一周後に交換したイエローハットブランドのギアオイルが劣化したのかシフトフィールが渋くなってきた感じがするので交換することにしました。
最近気温が上がってきたのと関係するかもしれませんね。


ドレンのマグネットにはそれなりに鉄粉が付いているものの、オイル自体には透明度が残っており交換するのがちょっと勿体ない感じでした。

今回使用するオイルはコレ!

Gulf PRO GUARD Gear Oil 75w-90 GL5
LSDにも対応した比較的安いオイルです、Amazonのレビューも悪くはない感じ。


75wなので少し粘度が低めかなぁという気がしないでもありませんが、投入する作業性は上々です。

交換後、以前の場所から移転してリニューアルオープンしたナップスまで試走。

港北にあったころより距離的には遠くなりましたが、保土ケ谷バイパスを使えば時間的には新横浜の方が近いですね。

開店セールで混雑する中、サイドカーは少し離れた自動車用駐車場に行け!と言われると思いきや、わざわざ二輪用の場所にスペースを確保してくれました、有り難や。

さて交換したGulfオイルのフィーリングは至って普通でした。
あとは耐久性がどれほどあるかですね、まぁカストロールのUniversal 80W-90を入れておけばだいたい間違いない気がします、安いし。

ライダーズカフェ

2021.05.25

月刊更新すらままならず、さかのぼって更新する始末w

さて、最近(といっても1年ほど前)近所に出来たライダーズカフェ「Cafe Jack in the Box」に行ってきました。

以前WKRCでお世話になったCafe浄蓮のゆきねー(
@koitantan6634)さんが経営するお店みたい。

昼時だったのでランチのハンバーガーを注文。

ボリュームがあり値段もリーズナブルで満足です。

スイーツ系メニューも多く有り、個人的なお勧めは和三盆のフレンチトースト!

ともすれば家から5分程度でついてしまうぐらいの距離ですが、ツーリングの帰り道などにふらっと訪れて余韻を楽しむのも良いかもしれませんね!

ウラルのIoT化する!

2021.04.03

まずはこちらを見て頂きましょう。

音だけのフェイクじゃありませんよ、ホントに始動しています。

おそらくiPhoneからウラルを始動したのは世界初ではないでしょうか?(まぁこんなアホな事やる人はいないわなw)

タネを明かすとさほど難しい仕掛けではなく、ESP32というWiFi対応のマイコンを使ってスターターリレーを操作しているだけです。
インターネットに繋がる環境があれば世界中何処からでもウラルが始動できちゃいます♪

今回はお手軽にスターターを動かすだけの仕組みですが、やろうと思えばイグニッションキーの操作も出来ますし、油温、シリンダー温、回転数、速度、測位座標等々インターネット経由で自宅のサーバーに飛ばして記録する仕組みも作れちゃいます。

レトロチックなウラルもIoT化出来るという技術実証実験(おふざけともいう)なのでした。

実績作成ツー

2021.03.18

個人的な観測の範囲ですが、ウラルに乗っている人は狩猟やクレー射撃をやっている人が多いです。
過去やっていた人も含めると知っているだけでも5人はいますね。

自分もそんな一人なのですが、1年に1度ある銃砲検査のために実績を作りに行ってきました。
しばらく使わないでいると「眠り銃」としてお召し上げになってしまうのです。

せっかくですからツーリングも兼ねてウラルで射撃場へ。
趣味を2つ同時に楽しめるなんて最高じゃないですか!

桜が満開、暑くも寒くもなく絶好のツーリング日和です。

長ものは船の背もたれを外すと余裕で入ります。

背もたれも外しやすいように蝶ネジに交換してあります。

2ラウンドだけトラップを楽しみ実績作成は完了。
これで堂々と検査に行けますね♪

移動までもがアクティビティになるウラルは最高です!

自主運用ETC 改良?2

2021.02.11

5年前の記事でモバイルバッテリーから昇圧してポータブル運用を可能にしたETC車載器ですが、検索でたどり着く人が思いのほか多く真面目に解析することにしました。
※自主運用の是非は議論しない方向で、DIYのお約束も忘れずに!

ETC車載器のメーカーや機種によって5v化のやり方はだいぶ違うようで、電源回路をバイパスして5vを印可するだけで動いてしまうものもあれば、ACC電源を監視して一定の条件を満たさなければ起動しないものもあります。
自分が使用しているETC車載器は後者で、DENSO製の機器に多いみたい。
と、言うことでここではTOYOTA純正ETC車載器(DENSO DIU-7100 相当?)を解析します。

~解析結果~

...色々調べた結果、電源回路をバイパスするほか、マイコンのとある入力ピンに2.2v程度の電圧を掛けてやれば起動することが判りました。
改造ポイントは次の3点です。
 ・電源回路の出力部分に5vの電源を接続する
 ・マイコンのACC監視端子に2.2v程度を印可する
 ・適当な位置にマイナスを接続する

マイコンに印可する2.2vは10kΩの抵抗2つで5vを分圧して作ればOK、測定値より0.3vほど高い電圧になりますが誤差の範囲でしょう。

回路の概要はとこんな感じ。

モバイルバッテリーからの電源入力は既存のコネクターを流用して基板のA B C点と接続します。

・A点
モバイルバッテリーの5vはETC既存のJSTコネクタを介して接続する想定です、一番外側の端子は未使用なのでコレを利用してETC内部に5vを引き込みますます。
引き込んだ5vはETCの電源部をバイパスした下図の位置に接続するのがよいでしょう。

↑平滑コンデンサ付近、ランドが大きく半田付けしやすい
↓反対側(バッテリー入力)は既存のJSTコネクタ一番外側に接続

・B点
マイコンのACC検出端子に供給する2.5vの分圧用グランドです

B点のランドが大きく半田付けしやすいでしょう、反対側は10kΩの抵抗を直列に半田付けし、その一端と接続します。

直列した抵抗のもう一端はJST端子の一番外側(バッテリー入力)に接続します。

・C点
マイコンのACC検出端子と繋がった場所です、C点のチップ抵抗に半田付けします。

反対側は直列に接続した抵抗の中間地点と半田付けします。(丸印)

以上で改造はおしまいです。


平均的に80mAぐらいの電流が流れる様子。
15000mAhのモバイルバッテリーなら7日以上電源入れっぱなしでも大丈夫な計算です。

オイルブロック設計図

2021.01.30

2019年式以降のEFIモデルはオイルパン・ストレーナーの改善や燃調の制御がうまくいっているのかあまりオーバーヒートしたという話は聞きません。
燃費がキャブモデルの1/2ぐらいになっていますから相当リーンな燃調だと思うのですが不思議ですね...。

と、いうわけでオイルクーラーなぞ付けなくても安心して走れるように進化している様子ですが、いまさら自作したオイルブロックの設計図(3DCADデータ)を公開します。

ちなみに市販の汎用オイルブロックは30~40mmぐらいの厚みがありますが、それを使ってもフロントフェンダー(というかマッドフラップ)に干渉することはまずありません、ぶっちゃけ作るより買った方が早いですw

自作するメリットとしては...

・薄い(20mm厚)
・配管の取り回しがしやすい(90度の位相を持たせてある)
・自己満足に浸れる

などです。

なお、フィッティングは次の部品を想定しています。

・RunMax アダプター ストレートネジ AN6オス M12XP1.25オス R991945 x2
・Oリング ISO C 0630 G x1
・M20xP1.5の適当なオイルフィルター

AN6アダプタを介してオイルクーラーと接続する想定ですが、M12xP1.25のタケノコを付けてホースバンドで繋ぐのも良いかと。

ダウンロードは↓から

オイルブロックT20 Fusion360形式(f3d)

DIYのお約束、データの使用は自己責任でお願いします。
Fusion360のライセンス上、商売に使っちゃダメよん。

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2020/02/24追記
早速作ってくれた方がいるようです^^

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